2016/11/11発行 ジャピオン890号掲載記事

集まれ みんなの広場

フォートリー・ラケットクラブ

目指すは勝つテニス
ペナルティーで成長

 USPTR(米国プロテニス協会)プロ資格保持者でコーチ歴27年の大原美香さんが教えるレッスンが、ニュージャージー州の「フォートリー・ラケットクラブ」で行われている。「勝つためのテニスを教えています」と言い切って指導する美香さんへの生徒たちの信頼は厚い。クラブオーナーのキャシー・カポラリさんも、「長い経験による技術と細やかな配慮で、一生懸命教えてくれる素晴らしいコーチで、みんなに愛されています」と絶賛する。

 この日の子供クラスのレッスンでは、まず生徒たちは、練習の日程などを書き込んだノートを規定の場所に並べてから各自体操を始める。「子供たちが練習を自己管理できるようになって欲しい」との意図で、美香さんが贈ったもので、日程以外にも練習でタイミングやステップなど指摘された改善点やミーティングの内容が、びっしり書き込まれている。

 動体視力を向上させるドリルとフットワークに続いて、ボールを一個だけ使っての打ち合いや、ボールをコントロールする練習、そしてボレーを決めるアプローチの練習に入った。ミニテニスマッチでは、ノンタッチエースを取られた生徒に、美香さんから「ペナルティー!」の声が入り、カエル飛び10回が科せられた。各ペナルティーは、子供たちと話し合って決めたもので、練習でだけでなく、「あいさつしなかったり、片付けをしなかった場合にもマナー違反でコート10周などの罰則です」と、規則厳守を促す。厳しさの一方で一つの練習が終わるごとに握手をし努力を評価する。

 きょうだいで参加の敬・コンシダインさん(10歳)とまやさん(14歳)は、「走りっぱなしなのできついですが、みんな一緒にレベルを上げていくのが楽しいです。次により効果的なプレーができるように毎回努力しています」と話す。母親の藤井カレンさんは、「コーチがみんなでうまくプレーできるように配慮してくれるので、子供たちはここで仲間ができました」と目を細める。

 同クラブでは、生徒の女性が有志グループ「ラウンドロビン」を作って練習をしており、世話人の斉藤満里(まり)さんは、「美香さんの教え方が上手なので、子供たちの実力もぐんと伸びました」と話す。同メンバーの大江みゆきさんも、「体力強化のために子供たちは休みなく動いていて厳しいですが、楽しくついていっています」とその指導法に賛同する。美香さんは、「子供とコーチと親。この信頼関係がとても大切です」と強調した。

「フォートリー・ラケットクラブ」は1980年に創立。美香コーチは、フットワーク、基本的なスキル、メンタルタフネスの三本柱を基本に勝つためのテニスを指導する
美香さんが教える生徒は、4歳から75歳までと幅広い年齢層に渡っている
失敗すると即その場でペナルティーが入るという厳しさだが、生徒は頑張ってついていっている
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大原美香さん
 子供たちには、勝つことの楽しさを体験して欲しいと願って教えています。そのためにできるだけミスを減らし、勝つ方法を習得して欲しいと思います。実践に役立つように、できるだけシンプルで具体的に説明をし、さまざまなオリジナルのゲームを通して、試合に勝てるテニスを目指しています。また、テニスは心構えもとても大切なので、あいさつやマナー、服装、ヘアもきちんとするように指導しています。ここで頑張ったことが、将来何らかの形で子供たちの励みになって欲しいというのが一番の願い。さらに、このクラブがみんなで汗と涙を共に流すセカンドホームになってくれたらいいなと思います。現に今も卒業生が気軽に立ち寄ってくれるので、とてもうれしいです。

メンバー募集中

Fort Lee Racquet Club

子供のグループレッスンは毎週木曜日の午後4時〜6時、午後6時〜8時と、金曜日の午後4時〜6時、午後6時〜9時に、ニュージャージー州のフォートリーで行う。小学生から高校生までが対象。個人レッスンは毎週月〜水曜日、土曜日に実施。

TEL
201-461-6212
WEB
http://www.fortleeracquetclub.com

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