2016/10/14発行 ジャピオン886号掲載記事

集まれ みんなの広場

スイングダンス・アストリア

体と心を弾ませて
アストリアでスイング

 「アストリアのコミュニティーにスイングのクラスを作りたい」との思いで、プロダンサーの絹川明美さんが2014年に創設した「スイングダンス・アストリア」。毎週月曜日の夜には、各種イベントを開催するコミュニティースペース「Q・E・D」に生徒が集まり、気軽にレッスンを楽しんでいる。

 ビギナーのクラスでは、絹川さんとインストラクターのレウイー・ギラマイケルさんがペアを組んで、初歩の初歩から生徒たちを指導する。まずは基本ステップの6カウントの動きを使って、スイングダンスの原型であるリンディーホップをマスターする。

 2人がまずお手本でステップを見せて説明をし、生徒がそれを真似てやってみる。「ロックステップ、スロー、スロー」とリズムを取る絹川さんの声に合わせて、生徒は前後左右にバランスを取りながら足を動かして体を揺らす。慣れてきたところで、パートナーと組んで6カウントのステップの練習に。足がもたついている生徒に、「大丈夫。必ずできるから、楽しんで踊って」と声を掛けるギラマイケルさん。

 手のつなぎ方や相手の体に置く手の位置からゆっくり教えるので、初心者にも分かりやすい。パートナーをどんどん変えて踊っていくせいか、50分のレッスンが終わる頃には、みんなすっかり仲良くなっていた。

 4カ月ほど前から参加の、フライトアテンダントのデブラ・フィッシャーさんは、「スイングは小さい頃からやってみたかったので、やっと夢がかないました」と満面の笑顔。「まだ足元を見ないとステップがうまくできないけど、自由に快適に踊れるようになりたいので、練習を続けます」と意気込む。

 教師のアレクサンドラ・ラスカさんと、フリーライターのクリス・パックハムさんは夫婦で参加。スイング歴10年のアレクサンドラさんは、「レッスンなのに、社交ダンスパーティーをやっているみたいですごく楽しい」と、毎回参加を心待ちにしている。初心者のクリスさんは、「先生がビギナーの気持ちを理解してくれていて、基礎をていねいに教えてくれるので楽しく続けています」と言う。

 ボストンからアストリアに引っ越してきたばかりというプログラマーのビッキー・クロッソンさんは初参加で、「先生が分かりやすく説明してくれるので、思っていたより簡単でした。新しい友達も見つけられそう」と喜ぶ。「普段の生活では知り合えないような人と出会えて、世界が広がります」と絹川さんは話した。

ビッグバンドのジャズに合わせて、自由に即興で踊れるスイングダンス。ビギナークラスでは、基本のステップを覚えて、リンディホップやチャールストンが踊れるようになる
アストリアの住民がほとんどだが、ブルックリンやニュージャージー州から参加する人もいる
次々にパートナーを変えていくので、みんなの気持ちが近くなって一つにまとまっていく
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絹川明美さん
 1930年代にアメリカで生まれたスイングダンスは、嫌なことを全部忘れてみんなで楽しく自由に踊るダンスです。難しい技術的なトレーニングは必要ないので、初心者でもすぐに踊れます。上手に踊ることは大切ですが、クラスの一番の目的はみんなで仲良く楽しいひとときを過ごすこと。パーティーやライブイベントもたくさん開催されているので、みんなで一緒に踊っているうちに、知り合いの輪が広がっていきます。どこに行っても踊れるので、ネットワークがどんどん広がっていくも魅力です。スイングは言葉がなくても分かり合えます。ずっと踊ってみたかったけど勇気がなくて踏み出せない人や、日本から来たばかりで友達を作りたい人は、ぜひ始めてみてください。

メンバー募集中

Swing Dance Astoria

毎週月曜日午後6時30分から7時20分までアドバンスビギナークラス、7時20分から8時10分までビギナークラスを、アストリアのイベントスペースQ.E.D(27-16 23rd Ave. Astoria)で行っている。1回15ドル。要予約(www.qedastoria.com)。

MAIL
SwingDanceAstoria@gmail.com
WEB
http://www.swingdanceastoria.com

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