2016/09/16発行 ジャピオン882号掲載記事

集まれ みんなの広場

和参料理教室

プロのシェフが指導
旬の食材使った料理

 日本食レストラン、和参は毎月第3水曜日にイーストビレッジ店で、シェフが指導する料理教室を開催している。「夏の料理」をテーマにした8月のクラスには10人が参加した。

 冒頭でソムリエの小泉聡之さんが、「いつものように、どんどん質問して、写真も撮って、わいわい楽しくやりましょう」と声を掛け、なごやかにクラスが始まった。同店のオーナーシェフ、北川綾太さんと櫻井覚三郎さんが、中央のテーブルで使用する材料、ポイントなどを解説しながら調理法を丁寧に見せていくスタイル。周囲を囲むように座った参加者たちが、身を乗り出して、手元を見たり、写真を撮ったりと、クラスは終始自由な雰囲気だ。「それはファーマーズマーケットで買える?」「どのぐらいの大きさに切るの?」「使う水の温度は?」など、質問も積極的に飛び交っていた。

 この日は北川さんが「イカそうめん」「蒸し豚と揚げ茄子」を、櫻井さんが「牛肉とトマトの重ね蒸し」「冷やし中華」を担当。クールな北川さんが調理する間、ノリの良い櫻井さんが傍らに立ち、「それはどうやって切っているんですか?」など、調理のポイントとなる部分を突っ込んで質問。櫻井さんが調理をする間は、北川さんが材料や調理用具を運びサポートするという具合に、あうんの呼吸の掛け合いが見られた。

 調理が終わるとソムリエの小泉さんによるワイン講座が始まった。用意された赤、白ワインを試飲しながら、味の特徴、産地などを解説。まさに「参」人三様の内容の濃い講義に、一同は満足げな表情。そして最後は試食会へと移った。

 「目の前でシェフが作ってくれた料理を食べられるだけで満足」と語るのは斎藤雅美さん。もともと店の常連で、教室への参加回数は54回を誇る。「店で食べる料理の、ちょっと簡単にしたバージョンが習えるのもうれしいです」と語る根っからの和参のファンだ。

 積極的に質問する姿が印象的だった斉藤照枝さんは5回目の参加。「家では習った方法より少し手を抜いて作ります。盛り付けやタレの作り方は、プロの技は参考になります」という。

 「日本の食材だけでなく、こちら独特の食材をいかに和食に取り入れるか、習えるのが、一番好きなところ」と語るのは、フードブロガーで、28回目の参加の菅沼真美子さん。「でも料理を食べにくる楽しみが大部分を占めます」と笑う。

 試食会では料理を前に、参加者は一層華やいだ表情で歓談を楽しんでいた。

櫻井、北川両シェフがテーブルで料理を披露。クラスは、参加者が自由に質問したり、写真を撮ったりとなごやかな雰囲気で行われた
参加者は料理を習いたい人、料理を味わいたい人、交友関係を広げたい人と目的はさまざま。通常15〜18人が集まる
ソムリエの小泉さんによるワイン講座で熱心に話に聞き入る参加者
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北川綾太さん(左)・櫻井覚三郎さん
 教えるメニューは家で簡単にできるものでありながら、自分なりにアレンジして、盛り付け方や食材の組み合わせを考えています。教室では、料理への感想を直接聞けるので、自分にとってはとても貴重な時間です。(北川)

 最初は、和参というお店の料理と存在を知ってもらおうと考えて始めた教室ですが、今は「こんなテーマでやってほしい」というリクエストも受け付けたり、参加者に楽しんでもらうことを目的にやっています。学びたい人、食べに来る人、交友関係を広げたい人と、参加の目的はさまざまですが、楽しい時間を共有できればうれしいです。(櫻井)

メンバー募集中

Wasan Cooking Class

毎月第3水曜日午前11時30分から、和参イーストビレッジ店(108 E. 4th St)で開催している。参加費は60ドル。ワインペアリングも希望する場合グラス2杯(追加で15ドル)かハーフグラス2杯(同8ドル)を予約時に伝えること。

TEL
347-725-3550
MAIL
info@wasan-ny.com

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