2016/09/02発行 ジャピオン880号掲載記事

集まれ みんなの広場

パワーレンジャー・アクション体操クラス

ヒーロー気分で立ち回り
演じつつ運動能力アップ

 戦隊ヒーロー「パワーレンジャー」シリーズのスーツアクターを19歳からやっている羽賀亮洋(あきひろ)さんが、今年7月から、子供のための「パワーレンジャー・アクション体操クラス」を開催している。「他では学べない立ち回りの技術を基本に、子供たちが体を楽しく動かすことを重視したクラスです」と話す羽賀さんは、映画やテレビ、イベントなどで俳優、スタントマンとして活躍中だ。

 NJ日本人会が主催する同クラスに集まった子供たちは、準備運動で体を屈伸させた後、トランポリンの練習に移った。「危ないから、始める前に必ず『行きまーす』と言って手を上げよう」と羽賀さんが注意を促して、周囲に目を配る。「じゃあ前転はやれるかな?」との呼び掛けに、「やってみたい!」と女の子が積極的に手を上げる。

 開脚前転やバック転、倒立などのマット運動に続いて、いよいよお待ちかねの刀を使った立ち回りに入った。「まず、周りに人がいないか確かめましょう」と、ここでも「安全第一」を子供たちに教え込む羽賀さん。「刀をサヤから抜いたら、前に出して、イチ、ニ、サンと切って、親指と人差し指の間に刀をさし入れましょう」とサヤに戻してきれいに決めると、子供たちは真剣な面持ちでそれを真似ている。「今度はちょっと難しい技だけど、刀をくるっと回してサヤに収めてみよう」と難易度を上げていくと、みんな夢中になって挑戦していた。

 「いい先生に巡り会えてよかったです」と話すのは、真愛(まな)ちゃん(8歳)と真聖(なおと)くん(3歳)がクラスに参加している母親の山田亜希さんで、「二人とも戦隊ものが大好きなので、先生がパワーレンジャーの中の人だと知ってすぐ参加させました。刀を使うことは危険なので普段できないですが、ここでは安全に使わせてもらえて、ヒーローになった気分を体験できるので大喜びです」と言う。「トランポリンはジェットコースターみたいで気持ちがいい」と答える真愛ちゃんに、「倒立前転などもできるようになったんです」と亜希さん。遊びながら、自然に運動能力を養えるのが魅力だ。

 5歳から体操選手を目指している本木康次郎くん(11歳)は、「刀を使い、ケリを入れる速い動きのアクションが楽しい」と話す。受け身や床を転がるといった立ち回りの動きは、どんなスポーツにも生かせるそうだ。「演じる楽しさを体験して欲しい」と語る羽賀さんの傍らで、子供たちはヒーローになって目を輝かせていた。

スーツアクター(ヒーローものなどの中に入ってアクションをする俳優)やスタントマンとして活動する羽賀さんが、その経験を生かして日本の殺陣を基本にした体操を教える
NJ日本人会が主催するさまざまなクラスの一つで、通常は6、7人の子供たちが参加
トランポリンの練習は遊び感覚で跳ねているうちに、運動神経が鍛えられる
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羽賀亮洋さん
 このクラスは武道を教えるクラスではなく、あくまで子供たちに自由に楽しんでもらうのが目的。繊細な動きを重視した日本の文化である殺陣(立ち回り)を基本に、アクションを通じて体を動かす体操を指導します。また、相手と呼吸を合わせる立ち回りは、お互いが理解し合い、思い合うことが重要な、他のスポーツにはないものです。刀の扱いなど決まりを守りながら、安全にアクションを楽しんでもらっています。

 クラスから未来のアクションスターやスタントマンがたくさん出てきて欲しいので、子供たちにその舞台を用意してあげたいと思っています。子供に限らず、役者やスタントマンを目指す人、興味のある人は連絡してください。

メンバー募集中

Power Ranger Action Fitness

毎週日曜日の午前11時から午後12時まで、ニュージャージーのリッジフィールドのJapan Center of NJ(Peak PAC内/734 Grand Ave.)で開催。4歳以上対象。大人・子供のための出張クラスも可。

MAIL
info@japancenternj.com
WEB
http://www.japancenternj.com

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