2016/08/12発行 ジャピオン877号掲載記事

集まれ みんなの広場

NJココットくらぶ主催 日本語・出産準備クラス

夫婦で楽しく出産を学ぶ 日本語で理解し不安解消

 米国での出産と子育てを支援する「NJココットくらぶ」主催の「日本語・出産準備クラス」が、フォートリーのニュージャージー日米協会で開催された。同団体は、「海外での出産は不安が大きいので、夫婦で米国の病院のシステムや出産についてを学んで助け合って欲しい」と願う、日米での看護師免許を持つスズキ有里(ゆり)さんと前之園有子さんが、今年5月に発足した。

 クラスは第1部と2部に分かれ、この日はその第1部で、看護師として日本とニューヨーク大学病院で勤務した経験を持ち、自身も子育て中のスズキさんによる講義が行われた。資料をスライドで見せながら、妊娠中の母体の説明をする。妊娠から起こる腰痛予防のストレッチでは、全員で壁に背中をつけて練習。「これは妊娠していなくても腰痛に効果的。自宅で簡単にできるので、毎日一緒にやってください」とスズキさんは提案する。

 「米国では陣痛が5分間隔になったら病院に連絡するように言いますが、慌てないために15分間隔になったら連絡を」といった助言も入る。「陣痛のピーク時には不安も強くなるので、パートナーが、大丈夫だよ、一緒に頑張ろう、と声を掛けることが大切」と夫たちにもアドバイス。ビデオや模型を使っての講義は、お産のサイン、分娩の流れ、陣痛時の過ごし方など多方面にわたる。

 「専門家の先生のお話なら信ぴょう性があるので、主人を連れてきました」という妊娠35週の福留さとみさん。夫の周一郎さんは、「海外は勝手が違うし、自分がやるべきことが分からなかったのですが、先生がポイントを押さえて話してくれたので役に立ちます」と、サポートの方法に納得がいった様子。

 熱心にメモを取っていた顕太郎さんは、「知らないことだらけでした。さっそく(陣痛時に役に立つ)テニスボールと大人用オムツを買いに行きます」と意気込んでいた。妊娠31週目の妻の碧(みどり)さんも、「こちらの病院では英語の専門用語がよく分からなくて不安でしたが、きょうのお話でよく理解できて気持ちが落ち着きました」と笑顔を見せた。

 佐藤絵里奈さんは、「私は妊婦ではないですが、日本語で出産についての説明が聞きたくて参加しました。とても勉強になったので、次回は夫も参加してくれたらサポートしてもらえて心強いですね」と話す。「出産は二人のイベント。一緒に乗り切って楽しく出産してください」とスズキさんは呼びかけた。

第1部は講義中心で、妊娠・出産の基礎知識や出産法、申請書類、緊急時の対応などを学ぶ。第2部では人形や模型を使い、新生児の世話やおっぱいマッサージを実践
参加者の幅は広く、この日は子供連れやマンハッタンからの参加者もいた
壁に背中をつけて立ち、腰痛予防ストレッチの練習
スクリーンショット 2016-08-11 14.46.44

スズキ有里さん
 自分の経験や知識を誰かの役に立てていただけたら、という気持ちで始めたクラスです。今回は 2回目にもかかわらず、多くのお問い合わせをいただきました。海外出産の不安やマタニティーブルーが少しでも軽減できるよう、皆さんのご要望に添える会を目指しています。また、ココットくらぶでは産後のケアもサポートしています。

 クラスではベビーシッターの手配もできますので(別途実費)、お子さま連れでの参加も可能です。ぜひ、カップルでご参加ください。秋からは、フォートリーのニュージャージー日米協会での開講のほか、マンハッタンのダウンタウンにあるFuncPhysio(16 E. 40th St., #703)でもクラスを開講します。

メンバー募集中

NJ Cocotte Club

年内は、第1部:9/18、10/16、11/6、12/4、第2部:9/11、9/25、10/30、11/20、12/18で、正午から午後4時まで、フォートリーのニュージャージー日米協会(304 Main St., 2nd Fl.)で開講。秋よりマンハッタンでも開講。

MAIL
njcocotteclub@gmail.com
WEB
http://www.njcocotteclub.wix.com/mysite

バックナンバー

NYジャピオン 1分動画


利用規約に同意します
おすすめの今週末のイベント