2016/08/05発行 ジャピオン876号掲載記事

集まれ みんなの広場

「癒しのハンドメイド」Yuri NY

マイペースで作品作り 情報交換と憩いの場に

 「10年前からシャドーボックス制作を教えていましたが、ビーズも教えてほしいと頼まれ、そのうち刺しゅうも教えるようになりました」。ニューヨークシャドーボックス協会専任講師の杉野有里さんがミッドタウンイーストで開催する「『癒しのハンドメイド』Yuri NY」は、手先を使った3種類の習い事が学べる教室だ。

 10時開始としているが、生徒は都合の良い時間にやってきて、自発的に自分の作品作りを進める。教室で基礎を学んだ後は、自分のペースで作品作りに取り組みながら、不明な箇所や注意点を杉野さんから個人的に教わるというやり方だ。

 最初にやって来たのは、フランス刺しゅうを作成中の主婦、宮沢裕子さん。杉野さんからロングとショートに縫いながらグラデーションを作る基本のステッチを学び、「これは難しいので、ひたすら練習してね」と励まされている。「参加して1年ですが難しいです。最終的にはマンハッタンの街を刺しゅうで描きたい」と目標を立て、ホワイトプレーンズから通う。

 アッパーイースト在住の主婦、佐藤佳代さんは、シャドーボックスの作品を作成中。シャドーボックスは、同じ絵柄の絵やカードをパーツごとに切り抜いて、何層にも重ねて立体的に見せる3次元のクラフトアートだ。「ニューヨークの風景を作品に残しておけば、帰国後にいい思い出になります」と、カッターナイフで切り抜きをする手を休め、「皆さんと旅行や病院などの情報交換もできる貴重な場です」とほほ笑む。娘の由理さん(8歳)も、ビーズアクセサリー作りを教わるや、すっかり夢中だそうだ。

 ピンセットで注意深くシャドーボックスのパーツの貼り付けを行っているザバテロ・恵里さんは、刺しゅうを修了して、今はこちらにチャレンジ中だ。「教室ではシャドーボックスの講師資格も取得できるので頑張っています。先生の教え方がとても分かりやすく、聞けば何でも答えてくれるので心強いです」とのこと。

 ビーズ作品に取り組む主婦の川合紀子さんは、息子のために子供の日の飾り物を制作中。「ビーズから入り、他の人がシャドーボックスを作っているのを見たらやりたくなって作品を作った後、またビーズに戻りました。自分の作品をたくさん部屋に飾りたいです」と目を輝かせる。

 「どれも細かい手作業ですが、手作りの作品はいい記念になります」との杉野さんの言葉に、生徒たちはうなずいていた。

シャドーボックス、ビーズ、刺しゅうの中から、自分が作りたいジャンルを選び、日本やアメリカの季節の行事や、街の風景などをテーマにした作品を作っていく
参加者は主婦が多く、年齢は20代から60代までと幅広い。子供連れも大歓迎
手を動かしながら、みんなで情報交換しながらワイワイ話すのが楽しい
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杉野有里さん
 友達が友達を呼んでくれて、気がつけばクラスを始めて10年になります。 3種類のレッスンを同時に行っているので、シャドーボックスをやっていた人が隣の人のビーズ作品を見てやりたくなって移行するということもあったりして、お互いにいい刺激になっているようです。自分のペースで作業を進められて、手作業に没頭できるので、子育ての息抜きにもなります。私は初めてニューヨークに来た時に友達がいなくてさみしい思いをしたので、この教室が皆さんの友達作りの場にもなっていることが大変うれしいです。子供連れの方も大歓迎です。子供を目の届くところで遊ばせながら作業ができるので安心です。合間に授乳しているママもいますよ。

メンバー募集中

Iyashi no Hand Made

午前10時から午後 1時頃に、シャドーボックス、ビーズ、刺しゅうのレッスンを、同時にミッドタウンイーストで開催。10月よりカルトナージュ生も募集。日程は毎月末に生徒宛に一斉メールされる。シャドーボックスは講師資格も取得可。キットは教室可。子供連れも歓迎。見学無料。まずメールで問い合わせを。

MAIL
yurinybeads@gmail.com

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