2016/07/01発行 ジャピオン871号掲載記事

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Once Samurai

高い技術を武器に 中南米系リーグで奮闘

 日曜日の早朝、クイーンズのフラッシングメドウ・コロナパークのサッカーフィールドで、日本人チーム、オンセサムライ(以下、オンセ)がFCコロナと試合を行った。

 オンセが所属するアミーゴリーグは中南米系のチームが中心。選手たちの個人技がウリというチームが多い中で、オンセは日本人らしい技術の高さと組織力を武器に戦っている。

 「今季5戦目。これまで1勝3敗と苦しんでいますが、どれも僅差で敗けた試合なので、今日は勝ちたい」と意気込むのは今年の4月からキャプテンを務めている早坂俊彦さん。

 「丁寧かつコンパクトにパスでつなぐのが持ち味のチーム。今日は正キーパーがいないので、少し不安ですが、中盤に上手な選手がいるので期待したい」と語る。

 その言葉の通りオンセイレブンは前半開始早々から、高い位置でプレスを仕掛け、奪ったボールを早いパスでつないでいく。しかし何度もいい形を作るがシュートまで持ち込めない。守備では急造キーパーながら栃本雄司さんが数々のスーパーセーブを繰り出し、試合は均衡状態に。そんな中、一瞬の隙を突かれ、カウンター攻撃を受けて失点を許してしまう。

 後半は開始直後、パスミスが続き2失点。途中から降った雨の影響でピッチのコンディションも悪くなり、オンセイレブンの足が重くなる。そんな中早坂キャプテンの、「集中力切らすな!」という声を受け最後まで攻め続けた。しかし追撃はかなわず、0―3で敗れた。

 会社員の中村博之さん(MF)は、この日はトップ下で司令塔としてプレー。「力の差はなかったから、勝ちたかったです」と苦しげな表情。パスミスからの失点が多かったことを課題に上げて「次は修正して勝ちにいきたい」と語る。

 森拓実さん(FW)と森尚弥さん(MF)は兄弟でチームに所属している。若いながら共に6年目の古株で、参加者が少ないときには、助っ人を探して人数合わせをするなど運営面でも貢献する。それだけにチームへの愛情は深い。ワントップでプレーした兄の拓実さんは、「自分が点を決めるのはもちろん、他の選手との連携を高めたい」と語り、ボランチの弟の尚弥さんも「今日はいい攻撃ができていたので悔しい。次に生かしたい」と次戦へ目を向ける。

 「チームの良さは出ていた」と試合を振り返る早坂さんも、「今季はうまい選手も多いので、次こそは勝ちたい」と決意を新たにしていた。

オンセサムライは、日本人らしい高い技術力、組織力を誇るチーム。早いパス回しで攻撃の形を作るのが持ち味
チームのモットーは「楽しみながら勝つ」。メンバーは学生から社会人まで、年齢層も幅広い。各自が周囲のサッカー好きを誘い合ってメンバーが集まったという
チームが所属するリーグの対戦相手は南米系のチームが多いが、球際でも負けない技術を持つオンセイレブン
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早坂俊彦さん
 今日は中盤にボールを預け、サイドに展開する攻撃ができて、いつもよりも良かったです。相手の個人技を組織的な守備で止めるのが毎回の課題。メンバーの半分が駐在員なので、入れ替わりも多く、今回のようにキーパーがこれなかったりといったこともあるのがチーム運営の難しいところです。

 ニューヨーク近郊は日本人チームがいくつもあって、それぞれ特徴、雰囲気も違います。うちは「楽しみながら勝つ」がモットー。楽しさと真剣さのバランスが取れたチームだと思います。ただ今季は楽しくはできていますが、あまり勝てていないので、勝って本当の楽しさをメンバーと分かち合いたいです。初心者も歓迎です。

メンバー募集中

Once Samurai

11月まで毎週日曜日の朝、所属するアミーゴリーグの試合をクイーンズのフランシングメドウパークで行っている。初心者の参加も歓迎。

MAIL
once.samurai11@gmail.com

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