2016/05/20発行 ジャピオン865号掲載記事

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ニューヨーク・オールジャパン・ラグビークラブ

楽しむことが一番 勝負超えた満足感

 1986年に結成された、歴史ある日本人ラグビーチーム「ニューヨーク・オールジャパン・ラグビークラブ」。米国5都市から日本人が集結して毎年行う「USラグビー・ジャパンカップ」では、3連覇を果たしている実力あるチームだ。

 この日は米チーム「ゴッサム・ナイツ」との練習試合が開催され、イーストリバーに浮かぶランドールズ島のフィールドに集合した。「昨年ボロ負けした相手ですが、力は5分5分。うちはフォワードが充実していて、相手の隙を突いたりするのが得意なので、そこを生かして頑張ります」と、ラグビー歴約20年、キャプテン4年目の須永裕太さん(SO)は奮起する。

 試合開始後、先制点を許すも、負けじと直後にトライを決める。序盤から強靭(きょうじん)な肉体をぶつけ合う、激しいプレーが続く。フォワードが強みというだけあって、スクラムやモールでも終始押し気味に試合を進め、10対10の同点で前半を終えた。だが、後半開始直後にトライを許すと、ディフェンスの陣形が崩れ、たて続けに4本のトライを奪われた。最後にチームの意地を見せてトライを決めたものの、20対38で涙を飲んだ。

 後半のトライを決めた、ラグビー歴33年、不動産関連会社勤務の加藤裕二さん(FB)は、「この試合が帰国前の最後の試合なんです。最後にトライできて、いい思い出になりました」とすがすがしい表情。チームには親子で参加しているそうで、「和気あいあいとしたいいチームです」と名残惜しそうだ。

 会社の先輩に誘われて入部したラグビー歴14年、商社勤務の村田大樹さん(CTB)も帰国を控えており、この試合がラストゲーム。「勝ちたかったですねえ。でも前半は勝てるかも、と思える骨のあるいい試合ができました」と満足そうで、「チームのおかげで、たくさん人とのつながりもできました」と振り返る。

 前半、トライを決めた下村琢哉さん(LO)は、「実は人生初のトライでした」と喜ぶ。柔道やバスケもプレーするスポーツマン。かねてから憧れていたラグビーをやりたくて、40歳で同チームに入部して1年。「毎日プレーしたいくらいラグビーが好き」と笑い、「部員みんなに育ててもらっていて、おかげで練習や試合を楽しんでいます」と話していた。

 司令塔として縦横無尽の活躍を見せた須永さんは、「残念ながら負けてしまいましたが、楽しめる試合でした。それが何より大切」と、負傷した足をかばいながら笑顔で語った。

今年創部30周年を迎えた「ニューヨーク・オールジャパン・ラグビークラブ」は、ニューヨーク地区唯一の日本人主体のラグビーチーム
部員数は約40人で、その1割は初心者。20代から50代と年齢層の幅広く、学生や駐在員など職業も国籍も多種多様
相手ディフェンスを引きずりながら人生初トライを決めた下村さんは、入部1年の初心者
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須永裕太さん
 今日の試合は15人で戦ったので、交代選手がいなくて体力が持たず、ハードな試合になりました。相手は、入れ替え選手が多かったことも痛手でした。でもそんな状況でも部員のトライが決まったので、すごく満足しています。

 年1回米国内で開催されるジャパンカップを目指して練習を重ねていて、今年は4連覇をねらっています。とはいえ、勝ち負け以上に楽しむことが一番。コーチがいないので、みんなで練習メニューを考えたり、経験者が初心者に教えたりして、全てチームプレーでやっています。年齢、経験、性別など一切問わず、ラグビーに興味のある人なら誰でも歓迎。初心者の女子部員も練習に参加しています。飲み会要員も大歓迎です。

メンバー募集中

New York All Japan Rugby Club

毎週土曜日(第2週は日曜日)の午前9時30分から約2時間、ランドールズ島の75番フィールドで練習。毎月現地チームとの練習試合を実施。今年は9月10日(土)に、シアトルで「USラグビー・ジャパンカップ」が開催される。経験を問わず部員を随時募集中。

MAIL
nyajrfc@gmail.com
WEB
http://nyajrfc09.exblog.jp

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