2016/04/15発行 ジャピオン860号掲載記事

集まれ みんなの広場

ニューヨーク中央公園走友会

ランニング通じて 交流を楽しむ

 春らしい爽やかな晴天の日曜日の朝、コロンバスサークルの入り口に、日本語で和やかに談笑しながらランナーたちが集う。セントラルパークを拠点に活動するランニング愛好者グループ、ニューヨーク中央公園走友会(以下、走友会)の面々だ。走友会は発足して約2年。米国人が主宰する本格派のランニングクラブに所属する人も複数いるが、走友会は、気楽に日本語での会話も楽しめる集まりで、会則や会費はない。

 この日は通常通り、主にセントラルパーク内の馬車道を走った。馬車道は舗装されていない土の道が主なので、足に優しく、トレーニングにはもってこいだ。

 中心となって会を率いるのは米国陸上競技連盟公認コーチの資格を持つベテランランナーの山﨑武さん。練習前に、「走るときに両膝の内側がぶつかる」と相談したランナーに、走り方の改善法をアドバイスしていた。

 この日は、18日に開催されるボストンマラソンを走る「仲間」も多く参加した。一定のタイムを出した実績のあるランナーが参加するレベルの高いレースで、同大会に向けて練習に励んでいたのは、今年でボストンマラソン出場3年目となる、会社員の重住禎子さん。「日曜日に早起きして、仲間と一緒に気持いいペースで走ることが、1週間の心地良いリズムと活力になっている」と語る。

 2011年のフィラデルフィアマラソンに初出場して以降、ランニングを続けてきた会社員の菊澤桂さんも、「練習が嫌いなので、例え日曜日、朝早く起きたとしても犬とゴロゴロして過ごすと思うのですが、みんなと会うために練習に来る気になれる」という。

 研究者の小沼剛さんは、これまで練習せずにマラソン大会に出てきた強者だが、昨年6月から真面目にトレーニングを始めた。「走友会と出合い、山﨑さんからのアドバイスも受け、昨年のニューヨークシティーマラソンでは約40分タイムを更新しました」とほほ笑む。

 1年半前にニューヨークに赴任した会社員の川原井司さんは、「仲間で一緒にロングランをしたり、レースに参加するために遠征したりと、走友会に参加してから約1年になりますが、ニューヨークの生活が楽しくなった」という。

 当地在住者に限らず、日本からの短期旅行者や世界中の日本人ランニンググループとも積極的に交流を図るのが今後の目標という山﨑さんは、「もっとたくさんの人に参加してもらって、走る楽しさを共有したい」と語った。

おしゃべりしながら楽しくランニング。ペースは基本的にゆっくり。途中で数グループに分かれて走ることもある
「仲間」は初心者からベテランまで、走る楽しみを共有するのがモットー
走り方の相談や次のレースの話などをしながら、走る前、後のストレッチはしっかりと行う
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山﨑武さん
 ランニングが好きな人、健康やエクササイズのために走りたい人、マラソン大会出場を目指して練習したい人など、どんな人でも参加していただけます。それぞれの体力や目標によって、その日走る距離が違うこともありますが、基本的には一緒に楽しく走り、ランニングの後は自由解散となります。常連の参加者は20~60代の男女で、初心者からベテランランナーまでランニングの経歴はさまざまです。
 ハードな練習の場ではなく、交流の場として楽しみながら、走っています。各々の近況や趣味、雑談から出場レースの詳細や情報交換に至るまで、いろいろ話をしていますので、気軽に参加してください。

メンバー募集中

ニューヨーク中央公園走友会

毎週日曜日午前9時にコロンバスサークルに集合。セントラルパークの馬車道を6~12マイル走る。不定期にボーリング大会、バーベキュー、飲み会、マラソン大会の後の懇親会なども開催。

MAIL
yamazakitakeshi@gmail.com
WEB
http://www.facebook.com/groups/69628123041891

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