2016/03/04発行 ジャピオン854号掲載記事

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チーム・ミネルバ

全員バスケで勝利目指す 日本人主体の女子チーム

 全米最大規模のアマチュアリーグ「ニューヨーク・アーバン・バスケットボールリーグ」。その女子部門に所属するチーム・ミネルバは、ニューヨーク市を拠点にする日本人主体のチーム。2003年の結成以来、数多くの大会でタイトルを獲得してきた強豪として知られる。

 監督のエディさんは、戦術の知識の深さと、複数のチームを率いる豊かな指導経験の持ち主。「今シーズンは、新メンバーが加入して、チーム作りの途上です」と現状を語る。

 この日は1年前に対戦して勝利した、アメリカ人チーム「レディ・ヒート」と対戦。試合序盤は積極的にシュートを放つミネルバがリードしたものの、一度逆転を許すと点差を広げられた。昨年のリベンジに燃えるレディ・ヒートの気迫あふれるプレーを前に、思うように試合運びができない選手に対して、エディさんは、「スリー(3Pシュート)!スリー!」と声を掛ける。その言葉を受け、高身長の選手でインサイドをがっちり固めるレディ・ヒートに対して、ミネルバはアウトサイドからロングシュートを放ち、切り崩しを図る。選手たちは、微妙な判定を下した審判に詰め寄り抗議するなどヒートアップした試合となったが、ミネルバは最後まで点差を縮めることができなかった。

 「ロングシュートの精度が悪かったものの、ディフェンスもパス回しも悪くなかったので残念」とエディさん。

 「勝てた相手だった」と語ったのは医師の澤井未央さん。昨年12月に加入し、12年ぶりにプレーを再開したという。「経験者が本気でやれるのがこのチームの良さ。勝ちにこだわれる」と語るだけに、敗戦の悔しさを噛みしめていた。

 バスケ歴10年で医師の表西恵さんにとって、この日は靭帯(じんたい)断裂の治療以来、初めての実戦で、「全然動けなかった」と苦笑いを浮かべる。表西さんは、昨年のミネルバ加入前はアトランタで男子に混じりプレーしていた。「そのときは女子は私だけ。リバウンドも取れないし、シュートもできない。フラストレーションがたまりました」と話し、女子チームでのプレーを楽しんでいる。また「いろんな人が集まるから、刺激を受けています」と語った。

 所属5年目の研究者の星野歩子さんは、「みんなバスケが好きなメンバー。大人になって、こんな風に集まれる機会は少ないので、ニューヨークでの一番の仲間」と笑顔で語る。

 敗れた悔しさは残ったが、最後は全力で大好きなバスケをプレーできる喜びを口にした。

ニューヨーク・アーバン・バスケットボールリーグで戦う日本人女子主体のチーム・ミネルバは、頭脳プレーとスピードが持ち味のチーム
バスケ好きが集うチーム。コートの外でも皆、仲が良いという
試合中、戦術の確認をするエディ監督と選手ら
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エディさん
 今日の敗因は、シュートが入らなかったこと。3人いるシューターみんなが調子が悪かったのは不運だった。レギュラーメンバーを一部欠いたのも一因。ミネルバが目指すのは、日本やヨーロッパでよく見られる「全員で攻め全員で守るバスケ」です。パス回しで相手を崩すスタイルで、アメリカの1対1で勝負して得点するスタイルとは対照的。体格の良いアメリカ人チームを倒すために頭脳とスピードを使ったプレーを目指しています。得点、アシスト、リバウンドなど一人一人の役割を果たすことが重要で、それぞれを補うチーム力が必要になるので、自然とメンバーは結束が固くなります。選手は留学生から社会人、駐在員の奥さんまで幅広いです。

メンバー募集中

Team Minerva

12月から3月までのリーグのシーズン中は平日夜の試合が中心。4月から屋外コートで毎週日曜日に練習を行っている。中学校部活動レベル以上のバスケ経験者を条件に選手を募集中。

MAIL
edtour@aol.com
WEB
http://www.bigdogjapan.com/bb

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