2016/01/29発行 ジャピオン849号掲載記事

集まれ みんなの広場

新極真会ニューヨーク道場

基本重視の日本式稽古 健康維持も目指す

 熱気と気迫に包まれたミッドタウンのスタジオ。代表の佐藤哲也さん指導の下で、「新極真会ニューヨーク道場」の稽古が行われている。「基本を重視する日本式の稽古を行っているので、日本と同じやり方、考え方で教えています」と言う佐藤さんは、「基礎からコツコツと地道に稽古を積み上げていく者が必ず上達します」と明確に語る。

 健康維持も考えて柔軟運動にも力を入れており、時間も長めに取っている。「うちは柔軟運動が一番キツいんです」と笑う佐藤さんが、開脚や屈伸運動で苦しそうな表情の部員に「エンジョイ!」と声を掛ける。佐藤さんの一番弟子で補佐も務める黒帯初段のジム・長浜さんも、「技術も大事ですが、この道場は柔軟運動に時間をかけて、空手に必要なしなやかな体を作ることを大切にしています」と話す。

 佐藤さんが最も大切にしている基本稽古に移り、「内回し蹴り!」「外回し蹴り!」と迫力のある声に合わせて、蹴りや突きを重ねていく。体を移動させながら技を使う「移動稽古」から、技の組み合わせを一連の動作にまとめた「型」、2人一組で技を掛け合う「組手」に移る。ミットに蹴りを入れたり、拳を打ち込む「打込み」から、最後は「約束組手」で締めた。

 「佐藤さんの気合の入った声がすごい」と驚くのは、3カ月前に来米したばかりの駐在員で、この日空手初体験の道家(どうけ)正夫さん。「運動不足だったので何かやりたいと思っているときに、佐藤さんから『空手をやると自信や度胸も付くよ』と言われて参加してみました。足は上がらない、体は曲がらないでキツかったですが、スタミナを付けたいので頑張って続けます」と決心していた。

 グラフィックデザイナーのブリエン・ジョーンズさんは、「デスクワークで背中を傷めてしまって、空手を始めたら痛みが減って体調が良くなったので、健康維持のために続けています」と話し、「先生が忍耐強く何度も動き方を教えてくれてくれるので、楽しく続けられています」と感謝する。同じく「銀行勤務で一日中座りっぱなしなので、いい運動になっています」と言うのは、空手歴11年のスイス人スベン・ウィドマーさん。「先生が、一人一人を丁寧に見てくれて、技術も自然に上達しました」と、いい仲間に囲まれて楽しく稽古を続けている。

 稽古後は、近くの店に移動して「第二部」が始まった。「うまいビールのために頑張っています」と笑いながら、部員たちはグラスを重ねていた。

同道場はNPO法人全世界空手道連盟(WKO)新極真会公認の空手サークルで、2006年に創立された。登録部員数は約20人
金融関係、商社、メディア、ジュエリー職人など部員の職業は多種多様で、女性部員も数名いる
この日、唯一の女性の参加者、ジョーンズさんも、初心者ながら真剣な面持ちで「打ち込み」を行っていた
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佐藤哲也さん
 空手は才能に関係なく万人が始められます。基礎から稽古を積み重ねた分上達するのが武道です。地道に努力していけば必ずうまくなります。このシステムは日本の職人技に通じていて、武道の精神は日本のモノづくりの精神と同じなのです。海外での仕事や生活は大変ですが、日本の良さや強さを知れば、この国で戦っていけるはず。だから、特にニューヨークで頑張っている若い人たちにぜひ参加して欲しいです。私も仕事をする上でも武道精神に助けられています。この道場で自分を高めて、ますます活躍してください。女性も大歓迎です。ニュージャージーには「ニューヨーク菅原道場」もあり、子供を中心に教えています。

メンバー募集中

Shinkyokushinkai NY

毎週火曜日(午後7時〜9時)、土曜日(午後4時〜5時30分)に、ミッドタウンウェスト(520 8th Ave.) で稽古を行う。親子での参加も可で、その場合子供は無料。1回15ドル、月払い60ドル。

TEL
646-235-0293
MAIL
shinkyokushin@mac.com
WEB
http://www.satodojo.com

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