2015/12/18発行 ジャピオン844号掲載記事

集まれ みんなの広場

マンハッタンユナイテッド

楽しくかつ真剣に練習 ジャパンカップ優勝目指す

 よく晴れた土曜日の朝、ウィリアムズバーグ・ブリッジのたもと、イーストリバー・パークに、サッカーチーム、マンハッタンユナイテッドの面々が集まり始めた。所属メンバーは20~40代、学生、社会人とさまざまな背景を持つ約20人。この日の練習には10人が参加した。今は2月に開催予定の当地近郊の日本人チームが一堂に会する大会「ジャパンカップ」での優勝を目指して練習に励んでいる。

 この日は、前キャプテンの安田隆一郎さんがリーダー。四方にカラーコーンを置いたスペースの中でのパス練習は、ワンタッチ、ツータッチで素早く、かつ精度の高いパスをつなげていく。パスを受けたらターンを入れ、パスを出したらスペースに走り込み、再びパスを受けに行くといった実戦を意識したもの。「しっかりボールを回せ」「なんで逆サイド見ないんだ!」「ここフリーだよ!」など互いに声を掛け合う。仕上げのミニゲームでも、少ないタッチ数でシュートまでの形を作る動きを繰り返す。

 ゲーム中、積極的にスペースへ走り込む姿が印象的だった桑原和彦さんは今回が参加3回目の新メンバー。来米後、ネット掲示板でメンバー募集を見て練習に参加した。「チームの雰囲気が好き。練習はきついですが楽しい。大会にも出れるように頑張りたい」と意気込んだ。

 ゲーム中はあらゆる局面に顔を出し、メンバーの中でも運動量が豊富だったのは元キャプテンでもある所属9年目の石原陽二さん。「いろんな職種、プレースタイルの人がいて楽しい。個性ある人間が集まったチームです」と誇らしげだ。

 2年目の近藤翔太さんは、キーパーとしてゴール前では激しくぶつかりながら守備に奮闘した。練習以外でのメンバーとの交流も楽しいと言い、「和気あいあいで、本当にサッカー好きの集まり。飲み会でも気付けば真剣なサッカー談義になっています」と笑う。
 
 練習を真剣にやる場を探していて、このチームを見いだしたと語るのは語学留学中の最年少23歳、江藤稜太さん。「年上の方たちからサッカー以外の人生の話も聞ける。こういう出会いはサッカーならでは」と満足気な表情を見せた。

 休憩中にも、練習で気付いた点を話し合い、守備での体の動かし方などを熱心に教える姿も見られた。その姿を見ながら、陣頭指揮を執った安田さんは、額に汗しながら、「知ってる人が知らない人に教えるというのが当たり前にできる仲間ばかり。みんな普段から仲が良いです」と笑顔を見せた。

1999年設立とチームの歴史も長い。練習はすべて実戦を見据えたもの。ミニゲームでもひとときも気を抜くメンバーはいない
メンバーは年齢も職種もばらばらだが、根っからのサッカー好きというのが共通している。普段から仲が良く、飲み会などもよく開くという
ウオーミングアップも兼ねた対面でのパス練習。試合を意識した走りやターンが随所に見られた
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安田隆一郎さん
 他のチームと差別化しているのは、「やる時は激しくやる」ことです。100%サッカーを楽しむには、100%の力を出さなければならないと思います。週1でしか集まれない中では体力作りが大変なので、持てる力を効率よく出せるように練習を組み、年々改良しています。今の目標は2月のジャパンカップでの優勝と年に2回参戦する7人制サッカーの地元のリーグで成績を残すこと。また練習試合でも日本人のチームには絶対に負けたくない、僕らがナンバーワンとしてあり続けたいという思いが強いメンバーがいるチームです。チームは、規模が小さいので非常に仲が良いです。サッカーに限らず、みんなでゴルフに行ったり、月1で飲み会を開いたりしています。

メンバー募集中

Manhattan United

練習は毎週土曜日の午前9時30分から3時間程度、イーストリバー・パークで行っている。ニューヨーク市近郊の日本人チームが参加するジャパンカップや7人制サッカーの地元リーグにも参戦する。

MAIL
manhattan_united2001@hotmail.com
WEB
http://www.facebook.com/Manhattan-United-319084 074805342/

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