2015/10/16発行 ジャピオン835号掲載記事

集まれ みんなの広場

ブルーヒル会

ゴルフで結ぶ女性の輪 40年間の感謝を込めて

すでに紅葉が始まったアップステート・ニューヨーク、ヒルバーンの日本食レストラン「マウントフジ」で、シニア女性ゴルフの会「ブルーヒル会」の40周年記念ランチ会が開催された。同会は、ニューヨークとニュージャージー州に住む女性が集まってゴルフを楽しみながら親睦を深める会で、1975年に稲垣千枝子さんが立ち上げた。稲垣さんは、米国ソニーの元副会長でニューヨーク日系人会(JAA)の会長を5年間務めた夫の稲垣茂さん亡き後も、常に日系コミュニティーの発展を考えていた夫の意思を継いで、同会やJAAへの支援と貢献を続けている。

「今日は、40年も続いたこの会をお祝いし、皆さんが元気でいることを確認し合って、より親睦を深める場です」と話す稲垣さんは、89歳にはとても見えない若々しい笑顔。発足当時は、今と違って不自由な異国で情報入手もままならず、女性たちはゴルフをしながら、会を通して生活上の情報交換をしたり、励まし合い助け合っていたという。

現会員数は12人で、プレーシーズンには毎月ニュージャージー州のリバーベールカントリークラブに集まっている。稲垣さんが大切に保管してきた40年間にわたる数冊のスコアブックをのぞきこんで、「懐かしいわね」「この頃はあなたが一番うまかった」と笑いさざめく会員たち。平均年齢70歳には思えないほど、全員はつらつと健康そのもの。「これもゴルフのおかげ」と口をそろえる。

米国在住45年の徳永美津子さんは、1999年に入会して以来、皆勤賞で参加している。「女性会員だけのゴルフの会はここだけで、気楽にプレーできるので今も楽しく続けています。入会した頃は上手な人が多くて泣きました」とほほ笑む。米国在住55年になる河村幸子さんは、「スコアは全然ダメでしたが、ほぼ毎回参加していました。ヘタでも快く受け入れてくれるので、皆さんと会ってゴルフするのが楽しみで」とうれしそうだ。「稲垣さんの面倒見のいいお人柄のお陰で、いつも和気あいあいと仲の良い会です」と言う米国在住45年の大原美紀子さんは、先月もJAA主催のゴルフコンペで優勝したほどの腕前だ。

最後に、この会を支え続けて来た稲垣さんに、会員から感謝を込めて花束贈呈が行われ、大きな拍手が沸いた。「皆さんのおかげで40年も続けられて、夢みたい」と稲垣さんも感極まった様子だった。米国で歳を重ねて来た女性たちの会が、これからも続いていくことを願ってやまない。

過去40年間に在籍した会員数はおよそ150人。初期メンバーはすでに引退したり、帰国した人が多いが、米国滞在者は在会歴が長い
現在の会員数は12人。マンハッタンやブルックリン、ウェストチェスター郡、ニュージャージー州から参加
5、6年前に開催されたゴルフ会でのメンバーの記念写真。当時と変わらずみんな若い!
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稲垣千枝子さん
 お陰さまで、ブルーヒル会の40周年記念会を無事終えることができ、大変うれしく思っています。当時は専業主婦が平日に集まれる場がなかったので、友達作りや情報交換の場としても皆さんに喜ばれました。スコアを気にしないで楽しくゴルフをすることを大事にしてきました。足が痛い、肩が痛いと言いながら、今でも皆さん毎月楽しみにして参加してくださっています。駐在員も少なくなり、会員が減ってきて存続を心配しています。せっかく40年間も続いてきた会ですので、なんとか続けていきたいと願ってやみません。シニア女性がもっと参加してくださるとうれしいです。太陽の下でゴルフをしながら健康を維持し、コミュニケーションを楽しみましょう。

メンバー募集中

Blue Hill Kai

毎年4月から10月までの毎月第3水曜日に、ニュージャージーのリバーベールカントリークラブでプレーしている。ニューヨークとニュージャージー地域に在住の、ゴルフ経験のある55歳以上の女性が対象。毎年年末には稲垣宅で打ち上げパーティーも開催。

TEL
201-871-4767(田野原)
MAIL
ttanohara@gmail.com

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