2015/10/02発行 ジャピオン833号掲載記事

集まれ みんなの広場

ハワイアンキルト教室

一針、一針、ゆったりと 日常を忘れる無のひととき

 明るい光が差し込むリビングで、キルト作りを楽しむ生徒たち。長年ボストンで「ハワイアンキルト教室」を主催していた講師の山田ミカさんが、ニュージャージー州フォートリーへの転居に伴い、9月から自宅で教室をスタートした。

 ハワイアンキルトは、ハワイの花や植物、海の守り神のカメなど海に関するものをモチーフにした、大らかなデザインと鮮やかな色彩が特徴で、ハギレではなく一枚布を使う。

 生徒たちは前週に引き続き、丸いパンの実と葉のモチーフを制作中。まずこの基本モチーフで直線や曲線などの縫い方をマスターした後、クッションカバーやバッグなど、自分の好きな作品作りに移る。布に針を差し込む位置、糸継ぎの方法、ハサミで切れ目を入れる箇所、葉っぱの丸い箇所の縫い方など、細かい作業が多いせいか、どんどん「無心になっていく」「ハマッてしまう」と生徒は口をそろえる。

 「糸止めの方法も、ハイワンキルト独特のやり方があります。こんな風に」とお手本を見せる山田さんの手元を、生徒たちは食い入るようにのぞき込む。「うーん、難しい。もっと頑張らなくっちゃ」と苦戦する生徒に、「頑張らないでいいのよ。楽しんで」と声を掛ける山田さん。「背筋を伸ばさず、ゆったりした気持ちでやる」のがハワイアンキルトなのだそう。

 山田さんが選んだカラフルな生地やハワイで買い付けて来るプリント地から、表と裏の生地を選んで組み合わせるのもお楽しみの一つだ。主婦の安田裕美子さんは、「モダンキルトもやっていますが、ハワイアンキルトは南国を思わせる明るい色やあったかい雰囲気がいいですね」と話す。

 「フラをやっているので、その楽器を入れるバッグを作りたくてクラスを取りました」と言うロスロック・郁美さんは、「自分のペースで進められるのが気に入っています」とクラスを楽しみにしている。大河内由香さんは、「元々洋裁をしているので細かい作業が好きなのですが、これは全て手でやるので達成感があります」と話す。「ボストンにいた頃、ミカさんの生徒さんの作品を見たらすごく元気がもらえて、こっちに引っ越してすぐ参加しました」という古橋幸穂さんは、「一針一針思いが込められるのがいいですね」と顔をほころばせた。

 クラス後はティータイムが始まった。「寒くなると気分も落ち込みがちですが、ハワイアンキルトは部屋も気持ちも明るくしてくれます」と山田さんはほほ笑んだ。

サロンのような雰囲気で、ゆったりとハワイアンキルト制作ができるクラス。もくもくと針を動かして、キルトの世界に入り込んでいく
ニュージャージー在住者が多いが、マンハッタンからバスで通う生徒もいる。子供連れもOKなので安心
山田さんが一人一人を回って、丁寧に教えてくれる
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山田ミカさん
 キルト歴は14年になりますが、大らかで明るい色を使うハワイアンキルトは、私の性格に合っているようで大好きです。生徒さんは未経験者がほとんどですが、一度始めると、日常の雑事を忘れて無になれますと喜んでもらえることが多く、それが私の希望することなので、大変うれしいです。生徒さんには、米国生活の記念になるものを作って欲しいです。誕生日や出産祝いなどのプレゼントとしても喜んでもらえます。これからも、次のレッスンに行くのが待ち遠しくなるようなクラスにしていきたいです。何かを始める時は、始めの一歩が踏み出しにくいものですが、見学もできるので気軽に見にきてください。4人以上のグループから出張クラスもやっています。

メンバー募集中

Hawaiian Quilt Class

毎週水、木曜日の午前10時から午後12時30分に、フォートリーの自宅で実施。子供連れも可。入会金なしで1回20ドル。見学歓迎。10月には毎週水曜日に1日ワークショップを開催、リングピローにも使える針山を制作する。参加費35ドル(教材費込み)。

MAIL
myhawaii2015@gmail.com
WEB
http://s1314.photobucket.com/user/my-hawaii/slideshow

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