2015/09/04発行 ジャピオン829号掲載記事

集まれ みんなの広場

ザ・ソロバン・スクール

学力、集中力、忍耐力 そろばんでアップ

 8月下旬、子供向けのそろばん教室のマンハッタン校の授業が、トライベッカで行われた。「そろばんを学ぶと、算数的な学力の向上だけでなく、物事を論理的に考える力や集中力をアップさせる効果も期待できます」と話すのは、主催者の佐藤友一(ともかず)さん。母親の佐藤タカ子さんが当地で40年間続けてきたそろばん教室のうち、マンハッタン校とブルックリン校を引き継いで7年になる。

 「きをつけー! 礼!」のあいさつの後、「8、1、5….」とインストラクターの長谷川貴一(よしくに)さんが数字を読み上げ、生徒が暗算で答えを導き出す読み上げ算が始まった。1桁から2桁に、そして引き算や3桁の組み合わせも入って次第に難しくなっていく。

 教室は目が行き届くように少人数制で行われており、この日の生徒は2人。生徒は各自のレベルの問題集に取り組み、先生が一人一人の解答をその場でチェックする個別指導で進行する。長谷川さんの判断で、もう一度前回の復習をしたり、理解できていれば次の課題に移っていく。「ここは2本指をこう使って」と、珠を動かす指の使い方も指導。

 「じゃあ7分間で。よーい、はじめ!」の長谷川さんの声に、生徒は黙々と問題を解いていく。時々指を止めて考えこむ生徒を急かすようなことはせず、各自の性格に合わせた指導を行う。「例えば集中力が足りない子には、じっくり考えることも身につけさせます」と長谷川さん。

 5級の検定試験に向けて練習に励むモイ・桜次郎くん(8歳)の解答に大きな赤マルをつけながら、「彼は自発的に何度でもやり直す頑張り屋です」と長谷川さん。「先生もよく教えてくれるし、少人数制でとてもいいですね」と話す桜次郎くんのお母さんの五十嵐朋子さんは、「3年前から通わせていますが、おかげで算数への苦手意識もなく、むしろ得意科目になっているようです」とほほ笑む。

 「そろばんはすごく楽しいです。割り算がちょっと難しいけど」と肩をすくめるアナ・ケイス・ダルビーさん(8歳)はまだ8級ながら、将来は科学者になりたいと練習を続ける。両親はアメリカ人だが、以前、日本大使館に勤務していた母親がそろばんの存在を知り、昨年から娘のアナさんを通わせている。

 「先週は卒業生が集まって、ピザパーティーを開いてワイワイやりました」とうれしそうな佐藤さんは、「そろばんを続けてきた子供とは気が合うので、その輪を広げていきたいですね」と笑顔を見せる。

「The Soroban School」は、マンハッタン校以外にブルックリンやウェストチェスター、ニュージャージーでも教室を展開。全生徒数は120人を上回る
土地柄のせいか、生徒の顔ぶれも多彩。マンハッタン校には4~14歳の生徒が通う
各自のレベルに合わせた個別指導なので、理解できるまで先生にしっかりと教えてもらえる
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佐藤友一(ともかず)さん
 そろばんは、どうも地味なイメージがあるようなので(笑)、生徒に興味をもってもらえるように面白く教える方法を常に考えています。日本人は小学生の頃やっていたという人も、結局挫折してやめる人が多いようです。でもそこを乗り越えて続けていければ、人生の壁に当たった時も忍耐強く乗り越えていける人になれます。そろばんで計算を学ぶのは当然ですが、それを通して人生のスキルも得て欲しいです。私自身そろばんをやっていたおかげで、一つのことを継続するスキルを身につけられました。そろばんは、やり方を知れば結果が出せる面白さがあります。そして、結果を出すために頑張るプロセスにこそ意味があるので、そのプロセスを楽しんでください。

メンバー募集中

The Soroban School

マンハッタン校は、毎週水曜日から土曜日にトライベッカ (291 Broadway., STE1619) で開講。1クラス1時間で、最大5人まで。時間などの詳細は要問い合わせ。事前に先生と親子の顔合わせと授業体験ができる無料セミナーが受けられる。

TEL
914-472-1181
MAIL
info@TheSorobanSchool.com
WEB
http://www.betteratmath.com

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