2015/07/31発行 ジャピオン824号掲載記事

集まれ みんなの広場

Jコラボ主催の夏祭り2015

ブルックリンで夏祭り 日本文化を多角的に紹介

 夏まっ盛り。日本の伝統文化やアートを広める活動を行う非営利団体「Jコラボ」主催の「夏祭り2015」が7月11日に開催された。

 13年から本格的に活動を開始した同団体理事の下田幸知さんは、「高度な日本のモノづくりから、かき氷やけん玉のような庶民の楽しみまで、素晴らしい日本の文化をこの地域から草の根運動で発信しています」と話す。その一環として季節ごとに年4回フェスティバルを行っており、今回は夏祭りの屋台の食べ物、ゲームや遊び、写真展、講演会、パフォーマンスなどを通して日本の文化を紹介するという趣旨で行われた。

 焼きそばやイカ焼きの香ばしい匂いに誘われて、パークスロープの会場に人が集まってきた。どら焼きやかき氷のブースも盛況で、近所からふらりと訪れた家族連れの姿が目立つ。「地域の人を巻き込んで交流を図るという目的もあったので、うれしいですね」とイベントディレクターの佐藤昂大さんはご満悦。

 地下のアトラクションブースでは、出し物やゲームを楽しむ来場者の間を若いスタッフが笑顔で回りながら、遊び方を説明したり、安全に行われるように注意を払っている。

 ユーチューブを見ながら、自分で着付けしたという浴衣姿の学生スタッフ、ミョンジ・チェさんは、「飾り付けを作ったり、フェイスブック用のビデオや写真撮影の手伝いをしました。日本が大好きなので、こういう形で日本の夏祭りに関われてとてもうれしい」と笑顔を見せる。ご近所の家族と誘い合って来たというパークスロープ在住の古川祐子さんは、「息子たちはヨーヨーや輪投げが面白かったようで、特に割り箸鉄砲の射的に夢中になっていました。イカ焼きもぜひ食べたい」と、子供たちには初体験となる日本の夏祭りを楽しんでいた。

 第2部では、今治市のオーガニックタオルを扱う「イケウチオーガニック」の池内計司社長や写真家などによる講演が行われ、日本の文化に興味を持つ参加者で席が埋まった。夕方から始まった第3部では、スタンダップコメディーや日本語のワークショップが行われ、会場は夜8時まで盛り上がった。

 イベントプロデューサーで振付師の清水まゆ奈さんは、「夢を目指してニューヨークに来たものの、売り込みなどの方法が分からないアーティストやダンサーも多い。そういう人たちの応援団になり、アドバイスできる場にもしていきたいです」と、これからの活動を語ってくれた。

この日は、フード&ゲーム、レクチャー、パフォーマンスの3部構成。ゲームのブースには、ヨーヨー釣りや輪投げ、射的などが用意され、日本の夏祭りを再現した
日本の文化に興味を持つアメリカ人のデザイナーやアーティストなど、約30人のボランティアスタッフが関わった
シンガーソングライターYuzuの大正琴と、ミュージシャンAkim Funk Buddhaのコラボ演奏も華を添えた
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佐藤昂大(たかひろ)さん
 幅広くたくさんの人に楽しんでもらえたようで良かったです。これからも地域の人との交流を図り、日本文化に興味を持ち始めたばかりの人でも参加しやすいイベントを企画していく予定です。

 スタッフの中で僕が一番若いので、同世代の人たちにボランティアスタッフとして参加してもらいたいですね。非日本人スタッフたちは日本のアニメや映画が大好きなので、そういう人たちの意見を聞いていると、今後の方向性を決めていく上でとても参考になります。これから若いアーティストにどんどん活動の場を提供すると共に、日本の技や伝統工芸と現代の日本のテクノロジーなどをコラボさせたイベントを企画していきたいです。

メンバー募集中

J-COLLABO

ブルックリン区パークスロープの多目的スペースを拠点に活動している。アーティストが自作品を掲載できる「J-SPECTRUM」の会員(有料)募集。次回は秋祭りを開催予定で、イベントのボランティアスタッフも募集している。

MAIL
jevent2015@gmail.com
WEB
http://www.j-collabo.org

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