2015/07/10発行 ジャピオン821号掲載記事

集まれ みんなの広場

鼓舞組パフォーマンスクラス

和洋折衷パフォーマンス 太鼓とダンスでクールに

 イーストビレッジのシアター内の一室。ドアを開けるや、和太鼓の音がおなかの底に響いてきた。

 演奏する太鼓の音に合わせて躍動感あふれるムーブを入れる、「鼓舞組(こぶぐみ)」独特のスタイル。そのパフォーマンスクラスを取り仕切る宮本やこさんは、オフブロードウェーショー「STOMP」唯一の日本人パフォーマーとして10年間活躍。宮本さん率いるパフォーマー集団「鼓舞組」は、さまざまなステージに立つ傍ら、オープンクラスも開講している。

 この日は小学生の子供たちと、その母親が多く参加。太鼓の基本打ち練習の後、リズムに乗って太鼓を打ち、飛び跳ね、踊りながらスティックをくるりと回す。まさに全身で表現するパフォーマンスだ。

 「太鼓に触ったこともない参加者が多いですが、習うより慣れろで、初回からどんどん打ってもらいます」と宮本さんはにっこり。とはいえ、初心者にはメンバーが各自のペースや個性に合わせて、マンツーマンで教えてくれるので安心だ。

 宮本さんのオリジナルの曲と振り付けをしっかり練習してきた生徒たちが打ち終わると、交代してメンバーがお手本を見せるが、さすがに迫力が違う。子供たちはそれに合わせてタイヤをスティックでたたきながら、真剣にリズムを覚えこむ。「熱心な参加者が多く、難しいことを教えても何度も練習してきてくれるので教えがいがあります」と話すのは、メンバー歴10年のミクロ福山さん。「子供たちは最初遊び感覚でやっていても、誰かができると競争心に火がつくようで、本気で練習してくるようになるんです」とほほ笑む。

 「5年前に鼓舞のステージを見て感動し、今は親子で参加しています」というクイーンズから参加の堀田あずささんは、「太鼓やダンスのパフォーマンスが一つになっているのがかっこいい」と顔をほころばせる。宮本さんに憧れる息子の彪武(ひょうぶ)くん(9歳)は、「やこさんと一緒にステージに立つのが夢」だそうだ。

 メンバー歴約10年の郡司(ぐんじ)のぞみさんは、「体を動かしながら和太鼓をたたく鼓舞独特のスタイルに、すっかりホレてしまいました。クラスでみんなが一生懸命楽しく練習しているのを見るのがうれしくて」と話す。同じくメンバーの久田晴菜さんは、「既存の曲に合わせるのではなく、何もないところから創り上げていく楽しさと気持ちよさが鼓舞流」とその魅力を語る。年齢や経験を超えて、鼓舞のパフォーマンスにハマってしまう理由はそこにあるようだ。

2000年の創設以来、独特な和洋折衷のビートとダンスの世界に憧れて、参加するメンバーやクラスに集まる生徒が後を絶たない
この日は親子が多く集まっていたが、平日は高齢者やアメリカ人の参加者も多い
メンバーのダイナミックで迫力いっぱいのパフォーマンスに圧倒される
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宮本やこさん
 日本で育ち、ニューヨークで生きる自分たちの「今の鼓動」を表現するチームとして結成された「COBU」。1台の和太鼓と4人のダンサーから始まった鼓舞ファミリーも、今や大所帯でにぎやかなビックファミリーになりました。

 クラスには5歳から80代まで幅広い層の生徒さんがいます。やりたいという気持ちがあれば、誰でもウエルカムです。1曲でも演奏できるようになれば、フェスティバルなどのステージでパフォーマンスを披露するチャンスもあります。

 パフォーマンスメンバーも随時募集しています。やりたいという強い気持ちとダンサーとしての基本があれば、和太鼓は未経験でもかまいません。どんどんチャレンジしてください。

メンバー募集中

COBU Performance Class

毎週土曜日の午後12時から12時45分と火曜日の午前11時30分から午後12時15分に、イーストビレッジのTNCシアター(155 1st Ave.)で実施。年齢、経験不問。1回10ドル。オープンクラスだが事前に必ずメールで連絡を。

MAIL
info@cobu.us
WEB
http://www.cobu.us

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