2015/06/26発行 ジャピオン819号掲載記事

集まれ みんなの広場

スターチャイルドデイケア

安全第一で学べる場所 日米両国の良さを子どもに

 マンハッタンにあるニューヨーク州公認の日系デイケア「スターチャイルドデイケア」。イーストビレッジ校に続き、今年4月にミッドタウン校がオープンした。「入園希望者が後を絶たず、ご要望に沿って開校しました。特にミッドタウン勤務や駐在員の方に喜ばれています」と、総務担当の三富悠斗さんは説明する。

 園長の向井太さんは、「アメリカで生きていく子どものための教育を基本に、日米両国の良いところを取り入れた育成を目指しています」と話す。わが子に日本語教育を、と願う日本人の親はもとより、日本の文化を愛する日本人以外の保護者も多いという。

 また同園では、ディレクターの吉田弥生さんが主催する、音を通して創造力を育てる音楽教室や、小中高生のバイリンガルのための補習塾「寺子屋」も運営している。

 「せんせい、おはよう! みなさん、おはよう!」。みんなの元気な歌声から始まって、日付や曜日、天気の勉強の後は、絵本でひらがなを覚えていく。日米の行事や季節にちなんだものを製作する時間が毎週組み込まれていて、この日は父の日にプレゼントするペン立てを作ることに。色を付けた紙粘土を小さな指でこね終わると、「この空き缶に粘土をはって形を作りましょう」とお手本を見せる先生を真似て、真剣な表情で粘土をはっていく。仕上げにボタンやビーズで飾りつけ、完成したペン立てを手に、子どもたちは大喜び。

 平出(ひらいで)由佳子さんは、「娘の彩菜(1歳7カ月)が、ここで教わったあいさつや踊りをうちで見せてくれるのが楽しみです」とうれしそうだ。息子の円創(えんぞう・1年1カ月)君を週3日通園させている石山由紀さんは、「よほど楽しいのか、家では好き嫌いをするお野菜も、お弁当に持っていくと毎回ぺろりと完食しています。日米の行事をプログラムに楽しく取り入れてくれて、米国に住む日本人家族にとっては素晴らしい環境です」と語る。

 「人間の基礎ができる大切な時期に関わっているので、責任を感じながら子どもと向き合っています」と話す広浦百合子先生は、「子どもたちの予想外の行動に毎度ハラハラしますが、それが楽しみでもあります」と笑顔。「保育に正解はないので、試行錯誤の連続です」と言う、日本での保育経験が豊富なチーフの村田尚先生は、「子どもたちには、遊ぶときには遊ぶ、学ぶときには学ぶ、とケジメをつけさせています」と力を込める。愛情と責任を持つ先生のもとで、子どもたちは日々成長している。

保育風景をインスタグラムで配信したり、日誌で子どもの様子を報告しているので保護者も安心。バックヤードも準備中で、子どもが安全に学べる環境作りに配慮している
年齢も個性も成長の度合いも違う子どもが交流して、お互いに刺激を与え合っている
この日は「とけいのうた」や「おつかいありさん」などの童謡に振りを付けて、楽しく覚えていった
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向井太さん
 何よりもまず安全第一で、常に子どもから目を離さないように気を配っています。子どもたちが安全に楽しく学べて、そのご家族に喜んでもらうために、スタッフが責任を持って子どもを指導することに力を入れています。時々開催している保護者会で、「先生方が毎日の出来事を日誌に書いて報告してくれて、何か起こっても的確に対処してくれているので安心です」といった皆さんの声をいただき、うれしい限りです。

 今後はウェストサイド方面にも学校を開きたいと考えています。また、現在デイケアと平行して行っている補習塾や音楽教室も、実はデイケアと密接につながっていて、さらにクラスを広げて行く予定なので、参加をお待ちしています。

メンバー募集中

StarChild Daycare

毎週月曜から金曜日の午前9時から4時まで、イーストビレッジ校とミッドタウン校で実施。対象は6カ月から。時間外保育あり。アフタースクールプログラムや土曜日プレイグループもある。7・8月にサマースクールを開講。申し込み受け付け中。

MAIL
starchilddaycare@gmail.com
WEB
http://www.starchildny.com

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