2015/06/05発行 ジャピオン816号掲載記事

集まれ みんなの広場

剛柔流空手道

気合いを入れて、エイ! 地域のための空手教室

 この4月、クイーンズ区ウッドサイドにオープンしたばかりの「剛柔流空手道」教室。指導するのは、山口ムンキョン先生。胴着姿が凛々しい女性指導者だ。教会でボランティアとして空手を教えていたが、「地元でもっと多くの人に教えたい」と、同教室を開講した。

 この日は、お母さんに連れられた小さい子供から大人まで、男女8人が参加。まずは床にきちんと正座し、始まりのあいさつ。ストレッチで体をほぐし、基本の型の練習へと続く。組み手、突き、受身など、先生がビシっと模範を見せると生徒たちがそれに続く。「ここに一列に並んで」、「はい、気合い入れて! イチ、エイ、ニ、エイ、サン、エイ!」。 山口先生のよく通る声が道場に響く。最後は腕立て伏せ、腹筋などを行って、1時間の稽古が終了した。

 高校時代は空手部に所属していたという調理師の渡部富雄さんは、「とても楽しかった。久しぶりに空手をやりましたが、大丈夫でしたね。ずっと続けていきたい」と話す。「以前からマーシャルアーツに興味があった」と語るのは、学生のダイアナ・サンチェスさん。「黒帯の先生に空手を教えてもらえた」と満足気だ。

 また、趣味でボクシングを習っている学生のジョー・スさんは今回が2度目の参加。「シェイプアップに最適ですよ。空手の型を覚えたいと思っています。黒帯を狙うかって?そうですね。ホワイノット?」。

 同じく学生のサイモン・アブラスさんも、子供の頃に空手を習っていた。「マーシャルアーツが好きで、最近は合気道を習っていましたが、また空手をやりたくなって」参加。「山口先生の教え方はとてもいいです。モチベーションが高まり、空手の稽古を再開する気になりました」とやる気満々だ。以前テコンドーを習っていたというカズ・イトウさんは、テコンドーの練習着で参加。「子供もいるし、とにかく楽しかった。また来たいです」と充実感にあふれる笑顔を見せてくれた。

 山口先生は韓国生まれの日本育ち。「剛柔流を広めたいし、ニューヨーカーの人々に日本の文化を知ってもらいたい」と話す。日本語で指導するのも、「子供たちに一から十までの数え方を覚えてほしいから」。稽古の始めと終わりにはきちんと正座して、先生に、そしてお互いに礼。自然に礼儀を学ぶこともできるのも同教室の魅力だろう。

 「空手は難しそう、と構えずに、みんなと楽しく汗を流してみませんか?」と呼び掛ける山口先生の額には、爽やかな汗が光っていた。

空手は気合いが大事。お腹の底から声を出そう。「はい、イチ、エイ! ニ、エイ! サン、エイ!」。山口先生の手本を見つめる生徒たち
小さい子供も空手初心者も、数年ぶりに空手を再開する人も、みんな一緒に汗を流した
まずは、全員一列に並んで正座。きちんと礼を行ってから、空手の稽古がスタートする
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山口ムンキョン先生
 剛柔流空手を通して日本の文化を知ってほしいと思い、この教室を始めました。子供から大人まで楽しみながら汗を流せる教室で、まずは体を動かす楽しさを知ってほしいですね。そして、汗を流し終わった後の爽快感を体感していただきたいです。

 これまでは、教会でボランティアとして空手を教えていました。大人にも子供にもコミュニティーは大事だと思います。1人で生活している人、子供がいない人、兄弟のいない子供たちにも参加してもらって、ここで人とのつながりを作ってもらえたらうれしいです。生徒さんが増えてきたら、子供、女性、高校生など、対象クラスを分けて指導していきたいですね。

メンバー募集中

Gojuryu Karate Do

毎週土曜日の午後4時から5時まで、クイーンズ区ウッドサイドの道場(4910 43rd Ave, Queens, NY 11377)で開講。

TEL
929-328-9524
MAIL
munkyungk5@gmail.com

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