2015/04/17発行 ジャピオン809号掲載記事

集まれ みんなの広場

日本文化友会(JCAG)

日本語と英語で交流 言葉と文化をシェア

 日本語と英語のエクスチェンジプログラムと交流会を行う「日本文化友会」(JCAG)。「日本語と英語を学ぶことで世界中の人を結び付け、交流を深められる場を作りたい」との思いから、翻訳家兼日英両語の教師で、日系会社勤務のイアン・ダバールさんが2012年に立ち上げた。

 交流会の前半は、語学レッスン。日本語と英語を学ぶ生徒がそれぞれ、目的とレベル別に分かれて行われる。オーガナイザー兼先生は全員ボランティアで、ダバールさんから言語を教える基本を学んだ後、教える立場になる。

 日本語の初級者用のテーブルでは、日常のあいさつや、簡単な動詞を勉強中。その隣の中級者用テーブルでは、日本語能力試験1級保持者のチャールズ先生が、さまざまな国籍の生徒に日本語を教えている。

 「今日は、『京都』や『沖縄』など地名の漢字を覚えました」と言うコンピューター技術者のクレイグ・ディジョーンさんは、「この会に参加したことは、僕の人生で最高に素晴らしい出来事。まだ初心者ですが、日本語を習うのはすごく楽しい」と、いつか日本に住むことを目標に勉強中だ。日本のアニメが大好きなイラストレーターのリサン・ラケさんは、「ここで勉強して日本語能力試験5級に合格できました。日本語は文字の形が美しくて大好き。文法は苦手だけど」と苦笑する。

 英語のレッスンはリスニングとリーディングに分かれる。同会に参加して1年になる学生の岩崎春花さんは、「最初は何も聞き取れなかったんですが、英語の曲を聞いて単語を聞き取ったりするレッスンのおかげで、かなり理解できるようになりました」と実感。ダバールさんの妻でオーガナイザーの岡畠伸江さんによると、「日本人の参加者は、短期留学生や駐在員など十人十色ですが、いろいろな国の友達ができたと皆さんに喜ばれています」とのこと。

 上級者は日英両語で会話を行う。この日は「ニューヨークの生活」についてみんな積極的に意見を述べ合っていた。会計士の中国人、ジンジン・リンさんは「2年前に日本語のクラスを取りましたが、ここは日英両語が習えるので、今は英語のクラスを取り、そこでたくさん日本人の友達ができました」と、2カ国語が学べるメリットを活用。

 レッスン後には交流会が始まり、生徒たちはそれぞれ自由に会話を楽しんでいた。ダバールさんは、「日米の架け橋になって、この活動を広げていきたい」と流ちょうな日本語で語った。

英語を学んで世界各国の人と知り合いたい、日本の文化や言語に興味を持っている、といった人が集まり真剣に学習し、楽しく交流している
毎回約40人の参加者が集まる。オーガナイザーはウェブデザイナーや栄養士、主婦など多種多様
レッスン後の交流会では、自由に雑談。話が弾むと連絡先を交換し合うなど、輪が広がっていく
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イアン・ダバールさん
 最初は、日本に興味を持っている人たちが、気軽に低価格で日本語や日本の文化を学べる場を作りたいと思って始めました。そのうち英語を学びたい人たちのクラスも作ったところ、日本語と英語による交流の輪がどんどん広がっていきました。世界各国からさまざまな人種が集まって、ここで語学の勉強と文化の交流を図っています。今後は同会を非営利団体にして、さらにサービスを拡大していきたいと考えていて、ニューヨークと日本の窓口になって留学相談などにも乗っていく予定です。

 お花見や遠足、夏祭りなどイベントもいろいろ用意しているので、こちらにもぜひ参加して楽しんでください。

メンバー募集中

Japan Cultural Appreciation Group (JCAG)

毎週金曜日の午後6時45分〜8時45分に、日英語語学クラスと交流会をチェルシーで開催。一回5ドル。毎週日曜日の午後5時〜7時に、ミッドタウンでTOEFL/TOEIC対策講座を無料で実施。6月からは、日本語能力試験用クラスも無料で開講。5月3日(日)にセントラルパークでお花見を行う。

MAIL
info@jcagny.org
WEB
http://www.jcagny.org

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