2015/04/03発行 ジャピオン807号掲載記事

集まれ みんなの広場

新撰組

まもなくリーグ戦開幕 優勝目指して練習開始

 日曜日の早朝。まだ雪が残るクイーンズ区カニングハムパークのグラウンドに、草野球チーム「新撰組」の部員たちが集まってきた。2004年に創部以来、ニューヨーク日系人会の野球大会を中心に活動を続けており、今年も4月26日から始まる「JAA外務大臣杯軟式野球大会」のリーグ戦に向けて、練習を開始した。

 冷たい風が吹き抜ける中、ランニングで体を温めてから、入念な準備運動、そしてダッシュの後、キャッチボールに移った。「去年のシーズン終了以来、半年以上ボールに触っていなかったので、今日はボールに慣れることと、体力作りが中心です」と説明するキャプテンの山中章一さんは、「うちは全員野球。基本、試合には全員出場します。試合でもみんなで声を出して協力して勝ちを狙っています」。監督の田村修介さんも、「野球は〝気〟で決まる。みんなで声を出せば、プラスの気が生まれてチームがまとまります」と話す。

 ゆるいボールをバットで打ち返すトスバッティングでの打撃練習がしばらく続いた後、外野の守備練習が始まった。バッターがボールを打った瞬間に、順番に打球方向に向かってダッシュ。これで足腰を鍛えて瞬発力をつける。こうやってゆっくりしたペースで体を慣らしながら、徐々に勘を取り戻していくそうだ。

 会計士の樋口伸夫さん(レフト)も、「今日は体を慣らすことが目的なので、少しずつ調子を上げていっているところです」と言い、「入部してまだ1年ですが、チームメートとつながりができました。試合後には必ずみんなで飲みに行くので、それが楽しみで」と笑う。

 「仲が良くて、いつも冗談を言い合っている楽しいチーム」と言うプログラマーの中原章人さん(センター&ピッチャー)は、「日曜日の早朝練習を続けるの
はけっこう大変で、何度かもうやめようと思ったけど、野球が大好きなので続けています」と顔をほころばせる。テレビ局勤務の篠崎潔さん(サード)は、「毎週日曜日に早起きして練習にやって来る理由は、個性的なメンバーのキャラを生かした楽しい野球をやっているから。うちのチームはみんな仲が良くて居心地がいいので、あまり移籍しないんです」と、チームのまとまりの良さを話す。

 雑談したり笑いながら練習を続けていくうちにまとまりが出てくるそうで、「勝ち負けに関係なく、面白い試合をすることが一番。でも、もちろん優勝を目指します」と語る田村監督の下、全員の息はぴったり一つに合ってきた。

今年は雪が多いためにスタートが遅れたが、通常は3月半ば頃から練習を開始している。全員で動きながら本番までに気持ちを一つに合わせていく
去年はプレーオフに進出したが、決勝トーナメント1回戦で敗退。今年は全員で上を狙う
部員数は12人。リクルーター、会計士、プログラマー、飲食関係者など顔ぶれも多種多様
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田村修介さん
 「新撰組」には、①楽しんで野球をするべし②チームが一つにまとまるべし③(盗塁や送りバントなどの小技を使った)“チョップ攻撃”で勝つべし、という3箇条があります。

 各部員のキャラを生かしながら、仲良くかつ真剣に野球を楽しんでいます。エラーしてもみんなでカバーすることが大事です。もちろん、やるからには優勝を狙いますが、たとえ負けても、みんなが「やった!」と充実感を感じられる、中身の濃い野球を目指しています。

 初心者や経験者に関係なく、野球好きの人なら誰でも大歓迎。一緒に体を動かしましょう。もうすぐリーグ戦が始まるので、皆さん応援のほうも、ぜひよろしくお願いします。

メンバー募集中

Shinsengumi

4月26日から始まるリーグ戦に向けて、毎週日曜日の早朝にクイーンズのカニングハムパークかマンハッタンのランドールズ島で練習している。飲み会やバーベキューなどのイベントもあり。性別や年齢、野球経験など問わず誰でも参加できる。応援団員も大歓迎。

MAIL
shinsengumibaseball@gmail.com

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