2015/03/06発行 ジャピオン803号掲載記事

集まれ みんなの広場

ミュージカル「シンデレラ」ワークショップ

シンデレラを擬似体験 ミュージカルを楽しく学ぶ

 グリニッジビレッジのシアターで始まったミュージカル団体「Literally Alive」主催のオフブロードウェーショー「シンデレラ」。その子供向けワークショップが、ショー上演の1時間前に行われている。

 「ワークショップでは、子供たちにミュージカルとはどんなものなのかを体験してもらい、キャストを身近に感じてもらういい機会にもなっています」と話すのは、振付家で今回のショーにも出演中の元劇団四季ダンサー、原山佳奈さん。

 アクター兼ダン サーのエリック・フレッチャーさんと脚本家のブレンダ・ベルさんによる進行でワークショップが始まると、それまで騒いでいた子供たちも、二人の話に耳を傾けている。シンデレラのあらすじから、音響効果や楽器の説明、せりふの言い回しの違いなどを、「みんな、面白いと思ったら、ブラボー!と叫んだり、ピューピューって口笛吹いたりしていいんだよ!じゃあ、大きな声を出して拍手してみよう!」とフレッチャーさんが、ミュージカルを観るのは初めての子供たちにも分かるように楽しく説明する。

 本編ではマダム役で笑いと拍手をさらっていたフレッチャーさんは、「ワークショップは観客から直接意見や質問がもらえるので、僕らにとっても大変役に立っています」と話す。

  後半には、子供たち全員がステージに上って、シンデレラの冠や魔法使いの杖を紙で作って、クレヨンやスパンコールをあしらっていく。使用人役を演じたダンサーの伊藤玻武朗(ぱぶろ)さんは、「子供たちが興味を持って楽しんでくれることが一番なので、そのためにまず僕自身が楽しんでいます」と笑い、子供たちに話し掛けながら一緒にクレヨンを塗っていた。ダンスアンサンブルをこなした中山穂風良(ポプラ)さんは、「ワークショップのお手伝いをするのは初めてですが、みんな想像力が豊かで、大人が忘れてしまった自由で独創的な心を思い出させてもらいました」と、子供たちの様子に目を細めていた。

 自分で作った魔法の杖を握って大喜びのジオモラ・スミスちゃん(6)の母親シンシアさんは、「今日は娘の誕生日なんです。ステージに立つアクターの皆さんがワークショップで手伝ってくれたと子供も喜んでいました。いい思い出になります」と感激していた。

 「ワークショップを通じで、シンデレラの世界がより身近になったらうれしいです」と原山さん。シンデレラの本編が始まると、満員の会場には親子の笑い声と拍手が響いていた。

本編の前に行われる、子供対象の1時間のワークショップは参加自由。アクターと一緒に冠や魔法の杖を作っているうちに、子供たちはシンデレラを疑似体験できる
「シンデレラ」に出演のキャストとスタッフたち。オープニングのこの日は満員御礼で大盛況だった
2人の進行役の楽しい話を通じて、子供たちはミュージカルの魅力にすっかり引き込まれていた
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原山佳奈さん
 劇団四季で活動後、ニューヨークではオフブロードウェーミュージカル「ザ・リトル・マーメイド」や「スリーピー・ホロウ」に出演しました。「シンデレラ」では、振り付け兼ダンサーをやっています。  ワークショップは、子供たちにミュージカルに興味を持ってもらういい機会になるはずなので、これをきっかけにステージに上ることを目指して欲しいです。子役が必要なミュージカルは多いので、出演のチャンスはたくさんあります。子供は学べばすぐに吸収するので、やる気になればどんどん伸びていきます。将来的には、子供のミュージカルクラスの開講を予定しています。、ミュージカルの楽しさやステージに立つす素晴らしさを伝えたいです。

メンバー募集中

Cinderella Workshop

ミュージカル「シンデレラ」は、グリニッジビレッジのThe Players Theatre(115 Macdougal St.)で、4月19日まで毎週土曜日の午後2時〜3時と、日曜日の午前11時〜12時に上演。入場料25〜45ドル。ワークショップはその1時間前に行っている。

MAIL
kana0928momoko46@gmail.com
WEB
http://www.literallyalive.com

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