2015/02/13発行 ジャピオン800号掲載記事

集まれ みんなの広場

ブルックリンシュタイナー日本語学校

手作り感あふれるお正月フェア 体験から日本を感じる

 1月最後の日曜日に、「ブルックリンシュタイナー日本語学校」主催のお正月フェアが開催され、多くの家族が集って楽しい一日を過ごした。

 同校代表の三好千佳子先生は、「五感を使って、体験を伴った学習を実践するシュタイナー教育を取り入れながら、日本語と日本の文化の豊かさや美しさを子供たちが伸び伸びと感じられる学びの場を提供しています。フェアでは、日本の文化を広く知ってもらい継承していくために、みんなで協力しながら作り上げています」と説明する。

 会場には、100%ウールで作られた小物や手作りのお手玉やクラフト、絵馬作りや双六ゲームなどのブースが並ぶ。また、壇上ステージでは、合気道のデモンストレーションや子供たちによる和太鼓の演奏などが披露され、観客から大きな拍手が送られた。

 フードーコーナーには、親たちが持ち寄った手作りの焼きそばや餃子、おにぎりやちらしずしなどがずらり。料理班の班長を担当した料理研究家のたまさんは、「みんなが一つになって準備していくので、いい交流の場になりました。子供にとっても、親ががんばっている姿を見るいい機会になったようです」と、息子のノアくん(10歳)に笑い掛ける。

 「みんなで餅つきをやりましょう」との三好さんの呼び掛けで、きねと石臼を使った伝統的な餅つき大会がスタート。「よいしょ!」の掛け声できねをつく子供たちは、珍しい体験を楽しんでいた。

 子供たちにきねの使い方を教えていた入江隆次さんは、「アメリカ人の子供も餅つきを喜んでくれて、文化交流にもなってよかったです」とにっこり。「工作や絵を描くことを重視している学校なので、息子の大地(7歳)も楽しくて続いているようです」と学校の方針に満足気だ。

 習字コーナーを手伝っていたクイーンズ区在住の飯田早紀子さんも、「手仕事や外で遊ぶ中で自然に覚えていくシュタイナーのやり方が、息子の滿月(みつき・9歳)のペースに合っているようで、一生懸命に習って楽しんでいます」と話す。「読み書きだけでなく、モノに触って楽しく日本語を学ぶ方針が気に入っています」と言うのはカメラマンの高岡洋雄(ひろお)さんで、「編み物と体育の授業が好き!」と、息子のリオくん(7歳)は元気いっぱいだ。

 家族や先生の愛情と尽力があふれる会場で、子供たちは日本の文化を満喫していた。

ブルックリンのWaldorf Schoolで開催されたお正月フェアには、約200人が参加して賑わった。本格的な餅つき大会も行われ、子供たちの好奇心をかき立てた。
同校の教師とフェアのメーンスタッフ。約25人の親たちが後ろ盾になってがんばった。
ウールを使ったウェットフェルト作りのコーナー。普段の授業にも取り入れられている。
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三好千佳子さん
 今年で3回目のお正月フェアですが、ボランティアで手伝ってくださった親御さんの尽力のおかげで大盛況でした。コミュニティーだけでの準備は大変ですが、こんなに皆さんに楽しんでもらえるなら、学校が続く限りやっていきたいと思っています。

 3月から学校名を「Niji no Kakehashi」と改名して独立した団体になりますが、今まで通りシュタイナーのメソッドを取り入れながら、子供たちが体験を通して日本語、日本文化に触れる学びの場を提供し、ご家族を日本とつなげていくお手伝いをします。体験を重視し感性を育むシュタイナー教育で、長続きする日本語の勉強を、と願うご家族にぜひ参加して欲しいです。

メンバー募集中

The Brooklyn Steiner Japanese School

隔週土曜日の午前9時から、ブルックリンの「Wal- dorfSchool」で幼児部と小学部のクラス(0〜12歳)を提供している。和太鼓クラスや親子クラスもあり。中学部も近日開校予定。3月7日オープンハウス。

MAIL
chikako@brooklynwaldorf.org
WEB
http://www.brooklynwaldorf.org/programs/japanese_school

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