2015/02/06発行 ジャピオン799号掲載記事

集まれ みんなの広場

ハーモニーバスケット

地元と触れ合う女声合唱団 子供連れのママも安心

 ニュージャージー州のフォートリーゴスペルチャーチの地下ルームから、女性コーラスグループ「ハーモニーバスケット」の美しい歌声が響いてきた。

 「定期的にシニアセンターや小学校などでボランティアコンサートを行うことで、地域の皆さんとの交流を深めています」と同合唱団リーダーの江口さくらさんは話す。また、毎年6月に開催される国連表彰式典で歌うなど、幅広い活動を行っている。「現地の人々と歌を通じて触れ合い、喜んでもらえるのがうれしいです」と言う団員の岡本久美子さんをはじめ、皆、こうした活動を通じていきいきと輝いているようだ。

 またここでは、母親たちが練習している場所から目の届くところに子供用のプレースペースが用意されていて、子育て中のママたちに喜ばれている。

 ボイストレーナーの嶋田あやさんによる合唱指導で、震災復興支援ソング『花は咲く』の練習が始まった。「真っ白な
 雪道に 春風香る~」。団員たちの声が重なり合い、美しいハーモニーが生まれる。「〝真っ白〟のところは、もうち
ょっと明るいほうがいいな」と嶋田さんがアドバイス。何度も細かい注意が入り、練習が繰り返される。

 「ここは、夜空の星に向かって手を広げて抱きしめるようなイメージが欲しいのね」との嶋田さんの言葉が意図するところを団員たちはすぐに理解し、気持ちを込めて歌い上げる。ピアノ担当の渡邉倫子さんとの息もピッタリで、みんなで紡ぎ出すメロディーが、完璧なものに仕上がっていく。

 「先生から仲間と声を合わせて歌う楽しさを教えてもらい、ハーモニーの気持ち良さを味わっています。歌の指導者としてだけでなく、人間として尊敬できる魅力的な方で、出会えて良かったです」と話すのは、シアー裕美子さんだ。「グループはいつも前向きで明るく、先生が盛り上げてくれるので、学生に返ったようで若返ります」と、岡本久美子さんもほほ笑む。

 希望者には、嶋田さんが練習の前後に30分ほど個人指導を行っている。サブリーダーの小林美雪さんは、「入団当時は音符も読めなくて、ピアノの音を聞いて歌っていました。先生のボイストレーニングのおかげでどんどん声が出るようになり、楽しくてどっぷりコーラスにハマッてしまいました」と笑う。

 「いつも、みんなの声がいきいきしているかどうかを一番気にしています」と嶋田さん。今月12日のコンサートに向けて、さらに練習は続いていた。

1987年創立の女声合唱団で、フォートリーを拠点に地元に根付いた活動を行っている。日本の曲をはじめ、幅広いジャンルの曲を披露するボランティアコンサートを開催。
ニュージャージー在住のママたちの集いの場。元気で明るい仲良しグループで、初心者も大歓迎。
子供連れのママも気兼ねなく参加できるオープンな雰囲気。子育ての相談もし合っている。
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嶋田あや先生
 少人数でもみんなで楽しくハモれるように、細かな指導を心掛けています。メンバーの方々は、「母親である自分がまさかステージに立ち、スポットライトを浴びるとは思わなかった」と、コンサートでの経験を楽しんでくれています。

 グループには若いお母さんが多く、子育て中のママは先輩ママにいろいろ相談しているようです。練習中は別室で子供たち同士が仲良く遊んでいるので安心です。子育て中は家にこもって孤独になりがちですが、母親が楽しめる場所があると息抜きにもなります。友達を作りたい人も大歓迎です。会員は駐在の方が多いですが、ここで歌うことの楽しさを発見して、日本に帰国しても歌い続けて欲しいです。

メンバー募集中

Harmony Basket

毎週金曜日の午前10時から午後12時30分まで、ニュージャージーのFort Lee Gospel Churchで練習している。日本語が分かれば誰でも参加可。子供連れOK。2月12日(木)にニューヨーク育英学園でボランティアコンサートを開催。

MAIL
harmonybasketnj@gmail.com​
WEB
http://harmonybasket.web.fc2.com

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