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私と○○
2012/03/30発行 ジャピオン掲載記事
今週のわたしと

川田隆三郎さん
栃木県出身。1968年に来米。商社勤務を経た後、レストラン業に携わる。その後、フランスに3年留学し再びニューヨークに戻り、「竹寿司」、「シーフードアトランティック」、「アラスカ水産」などを経営。現在、「竹寿司」を再び開店するため準備中。愛妻家で6人の子供の父。

Take Sushi Inc. ゼネラルマネジャー 川田隆三郎さん と 魚
 海のない栃木県の出身ですが、子供のころから肉よりも魚を食べてきました。魚の卸業に携わって40年になりますが、来米した1960年代後半、アメリカでの魚の需要は限られていました。この40年で、すしをはじめ日本食ブームが起こり、健康志向も手伝って、どんどん市場は拡大しました。週に3、4回は魚市場に通い、魚の人気が徐々に上がっていく様子を見てきました。長年、海の恵みを象徴する漁獲量の多さを見て、魚市場の活気に触れていると、自然への感謝と同時に、次世代への責任も強く感じます。
 魚の需要が高まるにつれ、養殖ものも増えました。養殖ものは食べやすく、おいしく作られていますが、何を投与されて大きくなったか分からないものより、やはり天然魚の方が健康のためにもいいですよね。
 そう考えるようになった最大のきっかけは、子供を持ったことです。わたしたちの世代が生み出してしまった公害や環境問題は、彼らの世代にも影響を与えてしまっています。せめて食の安全について彼らが情報を共有し、何を食べるか選択できるように、安全な魚を売る魚屋さんとして、力を尽くしていきたいと思っています。
 日本人の魚好き、そして魚の味を楽しむ味覚は世界一だと思っています。だからこそ、わたしたち日本人には、素焼きや煮付け、一夜干しなどといった、素材の良さを生かすさまざまな伝統調理法があります。レストランを経営するにあたり、米国産の安全な天然魚を使って、日本産の魚料理と同じように味わえないかと、いろいろな魚で調理法を試してきました。比較的安くてもおいしい魚はたくさんあるんです。例えば、ホワイティングというタラ科の魚は安価な上、白身もぷりぷりでダイコンと一緒に煮付けると、とてもおいしいです。こうした情報も提供し、消費者が安全な魚を安く購入できる市場を作ることも、食に携わる者として重要なことだと思っています。
 今、皆さんにご愛顧いただいた「竹寿司」を、クイーンズで再開させるために準備中です。レストランとしてだけではなく、刺し身セットや調理魚のテイクアウトサービスも予定しています。子供たちの世代に胸を張って、安全な魚と安心を届けたいです。
Take Sushi Inc.
TEL: 917-577-3969
freshfishdirect@gmail.com
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