2018/06/08発行 ジャピオン970号掲載記事

共感マーケティング

第181回 会うとトクする人になれ!

知人の息子さんの就職が決まり、新聞は何新聞がいいでしょうね、と相談がありました。

 私は迷わず、「日経新聞、しかも電子版がいい。紙は要らない。他紙も要らない。日経だけを集中して毎日読むように」と答えました。日経電子版は、ニューヨークでも購読できるそうなので、この話、皆さんにも役立つと思います。

日経電子版の使い方

私は、英字新聞含め十数紙の電子版購読経験者です。それぞれの内容もさることながら、やはり毎日になると気になるのはアプリの使い勝手。出張が多いので、スマホで読めることが第一条件です。だからまず、専用のアプリのあることが必須。意外にも、いまだにパソコン画面で閲覧する設計になっているメディアが多く、そうなると使えません。毎日のことなので、読まなくなる。

 また、紙面をそのままデジタル化しただけの設計もあり、するとiPadなどのタブレットで見るしかなくなります。スマホだと文字が小さ過ぎて厳しい。即、契約解除します。

 日経のどこがいいか。専用アプリが二種類、紙面そのまま読めるものと、スマホ画面に合わせて読めるデジタル専用版と。私は、情報をくまなくサーベイしたいので、まず、どんなに小さくても紙面の形で見ます。一面から、順に画面左、つまり政治・経済面へ。理想はiPadですが、電車で移動などの場合はスマホで見ます。気になる記事の辺り(あいまいでも認識)を2回タップすると、該当記事だけが拡大されます。

 下にあるマークをタップするとデジタル版仕様になるので、スマホの小さな画面でもきれいに読めます。気になるものはクリッピングでき、LINE、フェイスブックなど自分が日頃よく使っているツールで簡単にシェアできます。そう、電子版を勧めるのはクリッピングとシェアのためです。なぜなら新聞を読む理由は、自分のためではなく人の役に立つためだから。日経電子版はこれが優れている。

 もちろん、アプリデザインだけではなく、記事のクオリティーも高い。だから新入社員にとっては日経だけで十分過ぎるほどなんです。新人は、上司、先輩、同僚、取引先の役に立つ情報を仕入れるように心掛けましょう。「情けは人のためならず」と同じく、それが巡り巡って自分の勉強になります。紙が要らない理由は、シェアやクリッピングが不便、捨てるのが手間、の二点です。

人のために読む

 保護猫カフェの記事があったらネコリパ首相の顔を浮かべ、彼女に役立つかどうかの視点で読みます。IoT関連は、Kさん、Tさん、Sさんの顔を浮かべながら…。そう、記事は自分の情報収集と同時に、阪本とJOYWOWエコシステムの仲間のために読んでいるのです。

 これは、私の人生哲学「会うとトクする人になれ!」からきています。独立自営業者にとって、「あの人に会うと何かトクする」という面談動機は何よりも自分を守ってくれる魔法の杖。関心テーマを登録しておけばメールで記事をお知らせしてくれるサービスがあります。私は、仲間の顔を浮かべながら、テーマの登録しました。「テクノロジー」「ビジネス」「国際・アジア」「マネー」など。逆に、捨てているテーマもあります。膨大な紙面ですから、全部に目を通すにしても、捨てる記事もないと。時間は有限ですから。

 意外に夕刊は面白い記事が多い。紙面もコンパクトなので、さっと読めます。

 ニューヨーク在住の皆さん、日本語の情報はジャピオンにプラス、日経新聞電子版をおすすめします(決して日経の回し者ではありません〈笑〉)。

阪本啓一

今週の教訓
人のために

阪本啓一
■ブランディング・コンサルタント。大阪大学人間科学部卒業後、旭化成入社。2000年に独立し渡米、ニューヨークでコンサルティング会社を設立。06年、株式会社JOYWOW創業、現在取締役会長。地球と人をリスペクトする、サステナビリティ経営の実現に取り組む。『共感企業 ビジネス2.0ビジョン』『ゆるみ力』などの著書・訳書、講演活動も多数。
www.kei-sakamoto.jp
電子メディア開店! www.orange-media.jp

阪本が選ぶ 読めば分かるこの一冊

SNSで夢を叶える

「ほぼファンがいない状態から、好きなことを発信し続けていたら、いつの間にかそれが仕事になっていた。職業や仕事は、自分で作れるんです。」(本文から引用)(本文から引用)

 著者は1年半前まではほぼニート生活をしていた由です。それが、「モテクリエーター」という職業を自分で作り、大好きなSNS(インスタ、ユーチューブ、ツイッター、ブログがメーン)を使って発信し続けることで、フォロワー76万人を得ることができました。

 ゆうこすエコシステムを、企業が放っておきません。ECサービス立ち上げのアドバイザーやアパレルメーカーや化粧品メーカーからのコラボ依頼などが向こうから続々と。一口にSNSと言ってもツイッターとインスタは「新規フォロワー獲得」、ブログは「熱いファン向けへのラブレター」と目的を明確に、一つ一つ丁寧に解説してくれています。「絶対バレない学校モテメイク」など、「やりたいこと」ではなく、「顧客が見たいもの」を作るなど、オジサンにも勉強になります!

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