2018/07/27発行 ジャピオン977号掲載記事

ピルグリムファーザーズの入植から第二次世界大戦までのニューイングランド史を、各州にある歴史的スポットと共に振り返る。

第20回 レッドウッド私立図書館

 1747年、ロードアイランド州ニューポートに、ロンドンから買い付けた751冊の蔵書を持つ、レッドウッド私立図書館が開館。一般市民が利用できる米国初の図書館だった。

 発案者は、カリブ海諸国で砂糖のプランテーションを運営し財を成した、エーブラハム・レッドウッド。当時植民地だった米国でも3本の指に入る資本家として、ポートランドで隠居生活を送っていた。

 米国にはそれまでは、ベンジャミン・フランクリンがフィラデルフィアに建てた会員制の図書館しかなかった。レッドウッドはニューポートの教育の発展を願い、45人の賛同者と共に私財を投じ、このレッドウッド図書館を建てた。

 独立戦争時は、戦乱に巻き込まれて蔵書がなくなる事態もあったそうだが、現在まで、ずっと市民に同じ建物の門戸を開放し続けている。

建物の設計者はピーター・ハリソン。植民地で最も古い、新古典主義建築の建物といわれている
建物正面には、ジョージ・ワシントンの像が立っている
1966年には国定歴史建造物に指定された

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