2018/07/13発行 ジャピオン975号掲載記事

ピルグリムファーザーズの入植から第二次世界大戦までのニューイングランド史を、各州にある歴史的スポットと共に振り返る。

第18回 クーリッジ大統領の家

 アメリカが著しく発展を遂げた「狂騒の20年代」に大統領を務めた、カルビン・クーリッジ。1923年8月3日、当時副大統領だった彼がハーディング大統領の訃報を受けた場所は、バーモント州プリマスの実家だった。第30代大統領はプリマスで誕生したのだ。

 1872年に同地で生まれたクーリッジは、4歳の時に、父が生家の向かいの通りに建てたこの家に移り住んだ。15歳で進学のためにマサチューセッツ州に移ったが、成人後も定期的にこの家を訪れたという。

 寡黙で知られたクーリッジは、24年に最愛の息子を亡くし、ますます内向的になったそうだ。大統領としての支持率は悪くなかったが、再選を望まず引退。その後はマサチューセッツ州ノーザンプトンでひっそりと執筆業にいそしんだ。享年60歳。死後、プリマスの家の所有権はもう一人の息子に引き継がれた。

訪れる際は、必ずビジターセンター(下記住所)で見学ツアーに申し込むこと。 ツアーは毎年5月から10月まで催行
建物は、現在も「就任」当時の面影を残している
すぐ近くにあるこのチーズ店は1890年創業。クーリッジも通っていたかも

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