2018/07/06発行 ジャピオン974号掲載記事

ピルグリムファーザーズの入植から第二次世界大戦までのニューイングランド史を、各州にある歴史的スポットと共に振り返る。

第17回 ハイド・ログ・キャビン

 これまでに最古の橋、最古の灯台などを紹介してきたが、今回取り上げるのはちょっと変わり種。同地方、そしておそらく米国でも最古の、丸太小屋だ。

 バーモント州グランドアイルにある、ハイド・ログ・キャビンは1783年ごろの建築とされる。床面積は約42平方メートルとコンパクトな造り。建てたのはジェデダイア・ハイド・ジュニア。独立戦争で活躍した政治家、イーサとアイラのアレン兄弟の依頼で、コネティカット州からこの地を調査に訪れたが、すっかり気に入って移住を決意。スギの木でできたワンルームの小屋は、ハイド一族が150年にわたって暮らしたという。

 当時の場所から数マイル離れた現在の地に移された後、1950年代と80年代に改修工事を行った。現在は国家歴史登録財として地元の歴史団体が管理し、夏期限定でガイドツアーを催行している。

昨年のクリスマスにはライトアップが行われたりと、今でも地元住民に愛されている小屋だ
木材を組み立てたシンプルな作り
小屋の近くには歴史を語る看板が建っている

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