2018/06/15発行 ジャピオン971号掲載記事

ピルグリムファーザーズの入植から第二次世界大戦までのニューイングランド史を、各州にある歴史的スポットと共に振り返る。

第15回 最古の木造捕鯨船

 ニューイングランド地方でかつて盛んだった捕鯨。2700隻も存在した木造捕鯨船のうち、現存するのはたった1隻しかない。コネティカット州のミスティック港博物館が所有する、「ザ・チャールズ・W・モーガン」だ。「捕鯨の街」ことマサチューセッツ州ニューベットフォードで、1841年に建造された。現存する商業船としても全米最古。

 当時の捕鯨は1回で約3年掛かり、嵐や敵船の襲撃が待ち受けるなど命がけ。同船が約80年の現役期間で、計37回の航海を全て成功させたのは奇跡に近い。退役後も、同地方史上最大級のハリケーン(1938年)に耐えるなど、とにかくタフだった。

 そんな同船も、41年に同博物館に寄贈された時はかなり老朽化しており、数度の改修工事を経た現在は、歴史的資料として、のんびり余生を過ごしている。

「ザ・チャールズ・W・モーガン」は全長106フィート。世界中から集まった船乗りが、1回の航海につき約35人乗り込んだ
同博物館はニューイングランド地方の伝統的な港を再現。タイムスリップしたかのよう
1966にナンタケット島に建設されたブラントポイント灯台の、レプリカが隣接している

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