2018/05/04発行 ジャピオン965号掲載記事

ピルグリムファーザーズの入植から第二次世界大戦までのニューイングランド史を、各州にある歴史的スポットと共に振り返る。

第9回 ワイヤーブリッジ

 独立戦争初期に当たる1775年、マサチューセッツ州ファルマス(現在のメーン州ポートランド)はイギリス軍に焼き払われてしまった。住まいを失った住民たちに同州議会が与えた土地が、ニューポートランド。現在は人口約750人程度の小さな町だ。

 ここは、現存する中で米国最古のつり橋、通称「ワイヤーブリッジ」があることで知られている。1886年竣工で、同町を南北に分断するカラバセット川に架かっている。

 建設を担当したコロネル・モースは、イギリスから取り寄せたケーブルを、50マイル南の街ハルウェルから牛に運ばせた。当時この計画は地域住民から「モースのマヌケな橋(Fool Bridge)」と揶揄(やゆ)されたそうだ。しかし、全長約57メートル、幅約3・7メートルのどっしりした橋は、複数の改修工事を経て今なお現役だ。

直径約10センチの鉄製ケーブルが架かった橋は、なかなかしっかりとした造り
橋塔は花こう岩でできていて、表面は屋根板で覆われている
木製の床版の上からは、建設当時の面影を残した、自然豊かなカラバセット川が見渡せる

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