2018/04/20発行 ジャピオン963号掲載記事

ピルグリムファーザーズの入植から第二次世界大戦までのニューイングランド史を、各州にある歴史的スポットと共に振り返る。

第7回 ハリエット・ビーチャー・ストウの家

 全米で初めてアフリカ系アメリカ人を主人公とした物語「アンクル・トムの小屋」。著者であるハリエット・ビーチャー・ストウが晩年をすごした邸宅がハートフォードにある。

 1850年、まだ女性が参政権はおろか、公の場で発言する権利すらも認められていなかった時代。ストウは女性ながらに同作品を執筆した背景には、奴隷制度に反対し、女性の権利を重視した父や兄弟など家族の影響があった。同作品の出版時期は奴隷の逃亡を厳しく取り締まる法律が制定された直後だった。そのため、奴隷制度への問題意識を国中に広め、南北戦争を引き起こすきっかけともなった。現在は75ヵ国語に翻訳され、アメリカの奴隷制度を知るための貴重な資料の役割を果たしている。現在この家は一般公開され、ストウや家族や友人たちの当時の様子も紹介している。

マーク・トウェーン邸の向かいに位置するが、こちらの方が簡素な造り。現在金曜日から日曜日まで一般公開している
よく手入れされた庭には季節の花が咲き乱れ、ストウの慎ましくも丁寧な暮らしを彷彿(ほうふつ)とさせる
功績を認められたストウは1862年にリンカーン大統領と面会している

NYジャピオン 1分動画


ただいま配布中発行

巻頭特集
「ニューヨークの家賃は学区で決まる」。そうささ...

   
Back Issue 9/14/2018~
Back Issue ~9/7/2018
利用規約に同意します
おすすめの今週末のイベント