2014/11/07発行 ジャピオン787号掲載記事

ボストンぶらり街めぐり

 米国の歴史は、ピルグリムファーザーズが、メイフラワー号に乗り、現在のマサチューセッツ州プリマスにたどりついたところから始まります。古くからの伝統を受け継ぎつつ、新しく変わっていくボストンの街を四季折々の写真と共に紹介するコーナーです。

第5回 ボストンコモン

 ボストンには、土地柄アメリカ最古といわれるものや場所が数多く存在します。

 今回ご紹介するボストンは、コモンアメリカ最古の都市公園。たくさんの木々と一面に広がる豊かな芝生は都市の真ん中にあるとは思えないほどです。公園では、リスやさまざまな小鳥たちがのびのびと遊んでいる様子がうかがえます。ここは水遊びができる池やメリーゴーランド、冬はスケートリンクといった四季折々のイベントが催される市民の憩いの場でもあります。

 入植時代に清教徒たちの集会所、コモン(common)として使われていたことが名前の由来です。その後、イギリス軍の野営の拠点として使われたり、絞首刑の刑場になったこともあるそうです。

 この場所に野営したイギリス軍が、1775年のアメリカ独立のきっかけとなったレキシントン・コンコードの戦いの火ぶたを切ることになります。そのためここは、アメリカ史の中でも重要な場所として記憶されています。

 ここがアメリカ建国の歴史をたどる、フリーダムトレイルの出発点になっているのもうなずけます。フリーダムトレイルは、全長約4キロ、道路に引かれた赤い線をたどりながら16カ所の史跡をめぐります。ガイドブック片手にマイペースで回るのも良いですが、歴史的な衣装を身にまとったガイドさんと歩くツアーに参加するのもおすすめですよ。

 12月4日午後4時にはクリスマスツリーの点灯式が行われます。1917年、カナダのノバスコシア州のハリファクスで、船の衝突事故があり、火薬を積んだ軍用船が大爆発を起こしました。

 そのとき、ボストンからたくさんの救援物資が送られました。その感謝のしるしとして、毎年ノバスコシア州から大きなクリスマスツリーが贈られ、ボストンコモンに設置されます。点灯式はボストニアンを一気にホリデー気分にさせてくれる風物詩なんです。
(Y)

第5回 ボストンコモン

ボストンコモンは市民の憩いの場でもある。木々ときれいな芝生が敷地内を覆っている。
公園内を見回る警官は馬に乗っている。馬は子供たちにも人気がある。
ボストンコモンを一歩出ると繁華街が広がっていて、都会の真ん中にあるのを再認識する。

バックナンバー

NYジャピオン 1分動画


ただいま配布中発行

巻頭特集
バッグス・バニーやトムとジェリー、そしてディズ...

   
Back Issue 9/14/2018~
Back Issue ~9/7/2018
利用規約に同意します
おすすめの今週末のイベント