2017/02/24発行 ジャピオン904号掲載記事

ボストンぶらり街めぐり

 米国の歴史は、ピルグリムファーザーズが、メイフラワー号に乗り、現在のマサチューセッツ州プリマスにたどりついたところから始まります。古くからの伝統を受け継ぎつつ、新しく変わっていくボストンの街を四季折々の写真と共に紹介するコーナーです。

第121回 チャイナタウンの春節祭

 今回は、2月12日にボストンのチャイナタウンで行われた、春節のお祭りの様子をお届けします。中国の旧正月を祝う春節は、一年を通してチャイナタウンが最もにぎわうイベントです。雪が舞う極寒の中、春節を祝うために、今年もたくさんの人がチャイナタウンに集まりました。

 イベントの目玉は、午前11時から行われる獅子舞。中国と台湾では、邪気を追い払い福を呼び込む縁起物とされています。2匹1組の獅子が中華街の店を一軒一軒訪れ、店はキャベツとオレンジを振る舞います。宙に投げられたオレンジを獅子たちが見事キャッチできたら、その年は繁栄の一年になると信じられています。また獅子たちはキャベツを豪快にかみ砕き、観客たちに巻き散らします。こちらは、観客に幸運を分け与える意味があるそうです。

 最後に、店主が紅包(ホンパオ)というお祝いのお金(日本でいうお年玉)を獅子に食べさせると、満足した獅子たちは今年の繁栄を願い、獅子舞を披露。太鼓やシンバル、爆竹の音に合わせて踊る獅子たちで、街中が活気に包まれていました。

 また、ボイルストン通り沿いにある中国貿易センターでは、子供向けの文化交流会が開催されていました。美しいちょうちんで彩られた会場では、中国の民芸品を鑑賞したり、獅子舞を体験することができます。今年はボストン大学から参加した女学生2人が、和傘を使った美しい舞を披露し、観客たちを魅了していました。

 春節のイベントを満喫したら、温かい中華料理を頂きましょう。「グルメ・ダンプリング・ハウス」は中華街で最も人気のあるレストランの一つで、17種類ものギョーザが楽しめます。スープがアツアツの小籠包は同レストランの看板メニューです。

 毎年恒例の春節イベント、来年はぜひ参加してみてください。来年度の詳細は、チャイナタウン公式ウェブサイト(www.521436066492055280.weebly.com)で公開予定です。(ライターH)

第121回 チャイナタウンの春節祭

近くで見る獅子舞は迫力満点。キャベツが飛んでこないようご用心
しなやかに舞う地元大学生の姿は、まるで天女のよう。観客も拍手喝采を送った
冷えた体を芯から温めてくれる、絶品の小籠包。価格も8個で7ドル50セントとリーズナブル

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