2017/02/17発行 ジャピオン903号掲載記事

ボストンぶらり街めぐり

 米国の歴史は、ピルグリムファーザーズが、メイフラワー号に乗り、現在のマサチューセッツ州プリマスにたどりついたところから始まります。古くからの伝統を受け継ぎつつ、新しく変わっていくボストンの街を四季折々の写真と共に紹介するコーナーです。

第120回 レキシントンでアート創作

 「ひょっとしたら自分にアーティストとしての才能があるかもしれない」と思ったことはありませんか?そんな人にお勧めなのが、レキシントン・アーツ・アンド・クラフツ・センターです。ボストンから車で約40分、レキシントン市のダウンタウン近くにある同センターは、1935年に創設されたアーティスト育成機関。地域の一般人を対象に、油絵から木工、アクセサリー工芸まで多岐にわたるクラスを開催しています。

 通りに面したギャラリーでは1年を通して、いろいろなテーマ展示が行われています。現在開催中の生徒の作品展では、典型的なニューイングランド地方の家屋を描いた絵画や、彩り鮮やかな陶芸品、そしてバッグの形をしたセラミックの置物など、伝統美術とコンテンポラリーアートの両方が一度に楽しめます。

 同展示会でギャラリー担当をしているソフィアさんは、4年前にここで陶芸クラスに通い始め、もの創りの喜びに目覚めたそうです。ろくろを回している間は他のことを忘れてしまい、「言ってみるなら瞑想(めいそう)なんです」というソフィアさん。薄くてきれいな陶器をつくる技術を向上させようと、修練に余念がありません。ソフィアさんの周りには「60の手習い」としてクラスに通い始めた人が多いとのことですが、ソフィアさんのティーンエージャーの娘さんも含め、若い生徒も混ざっています。会員数は400人近くにのぼり、作品展からもメンバーの才能の多様性がうかがえます。

 同センターはアーティストのギルドでもあり、金属細工から写真まで、計9種類の分野にわかれています。創作活動をするための共有の貸スペースが用意されていて、メンバーになると備え付けの器具を使ったり自分の道具を持ち込んで、アトリエ代わりに使えるのだそうです。

 芸術を身近に体験したい方、ぜひこのアートセンターに足を運んでみませんか?詳細はwww.lacsma.orgまで。(ライターS)

第120回 レキシントンでアート創作

写真から陶芸作品まで、さまざまなジャンルの作品を展示するギャラリー。どの作品も本格的に作り込まれている
粘土と金属で出来た、迫力満点の彫刻作品は講師によるもの。トゲトゲの背中が印象的
ジュエリーと銀細工の冬期クラス(3月まで)は、月曜と木曜日に開講中。詳細はウェブサイトをチェックしよう

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