2017/01/13発行 ジャピオン898号掲載記事

ボストンぶらり街めぐり

 米国の歴史は、ピルグリムファーザーズが、メイフラワー号に乗り、現在のマサチューセッツ州プリマスにたどりついたところから始まります。古くからの伝統を受け継ぎつつ、新しく変わっていくボストンの街を四季折々の写真と共に紹介するコーナーです。

第115回 ボストン市内の年越しイベント

 ボストンから5.7マイル北方にある小さな町、メッドフォード。ボストンとその近郊に住む日本人と日系人にとって、なじみの深い町の一つです。毎週土曜日には、幼稚園生から高校生までを対象とするボストン日本語学校に通う約700人の生徒が、会場である地元高校に集まります。

 帰りにメッドフォードスクエアと呼ばれるダウンタウンに立ち寄る家族も少なくありませんが、街を隅々まで探索するには時間が足りないかもしれません。実はここ、エスニック食文化が集合する、ちょっとしたグルメの穴場なのをご存知でしょうか。

 まずはトルタと呼ばれるホットサンドイッチで有名なタコスショップ「テノッチ・メキシカン」。チョリソとレタスの間からワハカチーズがとろけ出す「チョリケソ」、プルドポークに香菜とパイナップルを合わせた「パストール」など、アツアツのサンドイッチを頬張る客でにぎわいます。トルタはどれも8ドル以下で、タコスはなんと一つ3ドルから。お味、雰囲気ともにオーセンティックです。

 すぐ隣にあるのは、カフェ「ミスティック・コーヒー・ロースター」。コーヒー豆のメニューはグアテマラからケニアまで、まるで世界地図を文字にしたような充実のラインアップで、豆はいずれも同店でいっています。日本語学校の帰りに立ち寄るお得意さんもいるとのこと。土曜の朝には長蛇の列ができる、向かい側の「ドーナツ・ウィズ・ア・ディファレンス」は、1970年代のドーナツ店を彷彿(ほうふつ)とさせるカウンター席で、揚げたてのドーナツをコーヒーと共に楽しめます。

 並びには韓国料理店の「チャン・キ・ワ」、そしてアメリカ人に人気の中華料理店「チリ・ガーデン」、誰もが知っている日本食料品店「えびすや」も軒を連ね、選択肢は豊富。「モダン・ペーストリー」では、本格的なイタリアンクッキーが手に入ります。メッドフォードスクエアを1周して、世界旅行の気分に浸ってみてください。(ライターS)

第115回 ボストン市内の年越しイベント

食べ歩きの舞台は、落ち着いたたたずまいを見せるメッドフォードスクエア
「ドーナツ・ウィズ・ア・ディファレンス」では、王道のチョコレートドーナツをいただこう
日系住民の強い味方「えびすや」は、日本の食材や日用品が手に入る。日本語学校の帰りに立ち寄りたい

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