2016/11/18発行 ジャピオン891号掲載記事

ボストンぶらり街めぐり

 米国の歴史は、ピルグリムファーザーズが、メイフラワー号に乗り、現在のマサチューセッツ州プリマスにたどりついたところから始まります。古くからの伝統を受け継ぎつつ、新しく変わっていくボストンの街を四季折々の写真と共に紹介するコーナーです。

第108回 トップスフィールド

 今回ご紹介するのは、以前このコーナーでも紹介した「トップスフィールドフェア」で有名な街、トップスフィールドです。ボストンから約20マイル北東にあるこの街には、毎年9月下旬に約10日間行われるフェアには多くの人が訪れ、盛り上がりを見せますが、実はその10日間以外はとても静かな街です。

 住民約6200人が暮らす自然豊かなこの街はお金持ちが多く、学区がよいことでも有名です。街の中の曲がりくねった並木道沿いに大きな豪邸がずらっと並んでいて、暖かい午後には馬が庭先で草をはむ姿があちこちで見られます。

 昔から知っているご近所さんだけが住んでいて、小さな街のみんなが顔見知りなので、鍵をかける必要がない、というのが住民の自慢でした。ところが昨年の今ごろ、トップスフィールド出身の20代の女性が隣街の幼児を誘拐する事件が発生しました。世代交代と共に、その安全神話も最近では陰りを見せているようです。

 それでもやはりトップスフィールドは住みたい街として人気です。住民層を反映するのか、春から夏にかけてのヤードセールのシーズンには、高級ブランドバックがずらっと20ドルの値札をつけて並んでいたことも。また毎年秋に地元小学校で行われるスポーツセールでは、住民からの寄付で集まった高価なスポーツ用品やスポーツウエアが売り出されるため、来る冬にスケートやスキーの用品を目当てに、大勢の人が集まります。

 街の面積の93%は居住地ですが、小さなダウンタウンには、おしゃれなカフェや、衣服を売るローカルブティックなどがあります。また高速95号線と1号線からの街の入り口付近にあるワイナリー、アルファルファファーム(www.alfalfafarmwinery.com)では、自生のブドウの香りが豊かな地ワインのプライベートテースティングなどもできるので、気のおけない仲間と週末をのんびり過ごすのにおすすめです。(ライターM)

第108回 トップスフィールド

フェア開催中は大混雑。住民にとってフェアは、夏の終わりと秋の始まりを告げるイベントだ
マスコノメト高校は、ノースショアのトップランク公立校。コース数も多く保護者の満足度が高いことでも知られる
アルファルファファームのぶどう園。10月には香り豊な地ワインを楽しめるイベントも多い

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