2016/11/11発行 ジャピオン890号掲載記事

ボストンぶらり街めぐり

 米国の歴史は、ピルグリムファーザーズが、メイフラワー号に乗り、現在のマサチューセッツ州プリマスにたどりついたところから始まります。古くからの伝統を受け継ぎつつ、新しく変わっていくボストンの街を四季折々の写真と共に紹介するコーナーです。

第107回 アップルピッキング

 街路樹に赤や黄色が目立ち始めたかと思うと、あっという間に各地で紅葉がピークを迎え、もはや落ち葉拾いの時期となりました。首をすくめる朝の空気の冷たさもそれなりに心地よく、ニューイングランドの秋はますます深まりを見せています。

 そんな秋の風物詩といえば、町のファームスタンドに並ぶ、搾りたてのアップルサイダーと、ファーム自慢のアップルサイダードーナツの甘い匂い。ボストニアンはその匂いに誘われ、秋の気配を感じるや否や、「今年のアップルピッキングはどこに行こう?」と家族会議を始めます。

 一言でアップルピッキングといっても、狩れるのはリンゴだけではなく、梨、イチゴ、ブルーベリー、ラズベリーや桃など、ファームによってさまざま。季節ごとに異なるフルーツが楽しめるファームが、ボストン周辺にはたくさんあるのです。ハロウィーンの前ならパンプキンパッチ(カボチャ畑)も見逃せませんし、自生のブドウを使ったワイナリーを持つファームも。フルーツ畑だけでなく、迷路やヘイライド、トレインライドを置き、子ども連れのために多様なニーズに応えるファームも多く存在します。

 日本人がアップルピッキングをするなら、「ふじ」や「むつ」などのリンゴの種類は外せないところ。梨(アジアンペア)も懐かしいフルーツの一つですね。ネイティック市にあるベルキン・ファミリー・ルックアウト・ファーム(www.lookoutfarm.com)には、「ふじ」、「静香」、「ジョナゴールド」などのリンゴと梨、そしてトレインライドもあり、アジア系と子ども連れに人気です。

 他にも、ワイナリー目的ならイプスウィッチ市のラッセル・オーチャード・ファーム(www.russellorcha rds.com)、巨大迷路を楽しみたいならデンバーズ市のコナーズファーム(www.connorsfarm.com)、クリスマスツリーや桃目当てなら、ピーボディー市のブルックスビーファーム(www.brooksbyfarm.org)などがあります。ぜひ来年のアップルピッキングの参考にして下さい。(ライターM)

第107回 アップルピッキング

人気ファームの一つ、ボストン・ヒル・ファーム(BHF)は、ボストン市内から北へ車で30分ほどの場所にある
今年は雨が少なかったせいか、どのファームもリンゴは小ぶりなものが多かった。来年は大きな実に期待したい
アップルピッキングといえば、アップルサイダードーナツ。BHFでは、揚げたてが食べられる(要予約)

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