2016/09/09発行 ジャピオン881号掲載記事

ボストンぶらり街めぐり

 米国の歴史は、ピルグリムファーザーズが、メイフラワー号に乗り、現在のマサチューセッツ州プリマスにたどりついたところから始まります。古くからの伝統を受け継ぎつつ、新しく変わっていくボストンの街を四季折々の写真と共に紹介するコーナーです。

第98回 ミニッツマンバイクウェー

 自転車は快適な移動手段。しかしアメリカでは、渋滞中の車の間をズンズンと走り抜けていく様子に気押される人も多いかもしれません。「自転車に乗って風景を楽しみたいけれど、車道に出るのは…」という人におすすめなのが、ミニッツマンバイクウェー。ノースケンブリッジにある地下鉄レッドライン終点のエールワイフ駅と、北西10マイル先の街、ベッドフォードを結ぶ自転車と歩行者専用の小路です。

 マサチューセッツアベニューや、マサチューセッツ州道2A号線といった主要道路に隣接しているにもかかわらず、木立に挟まれた同バイクウェーはひっそりとしています。きれいに舗装されているので、自転車の乗り心地も至ってスムーズ。坂もなく、ラクラクとこぐことができます。子供連れの家族からベビーカーを押す母親、散歩中のお年寄りまで、さまざまな人に利用されています。

 ルート沿いには、足を止めて写真を撮りたくなるような、美しい風景が広がっています。同バイクウェーは他の自転車用道路とも連結しており、エールワイフ駅北方から西の街、ベルモント方面に向けて延びるフィッチバーグ・カットオフ・バイクパスでは、湿地の上の橋から珍しい植物や鳥を眺めることができます。

 このエリアにはバイクレンタルのお店が点在しており、自転車を持っていなくても、思い立った時にサイクリングが楽しめます。アーリントンの「ザ・バイク・ストップ」は裏口がミニッツマンバイクウェーに面しており、一人用の自転車に加え、二人で一緒にこぐタンデムバイクも貸し出しています。レンタルはヘルメットとロック付き。16歳以下はヘルメット着用が同州法で義務付けられています。

 ミニッツマンバイクウェーとその周辺のバイクバスの情報は www.minutemanbikeway.org/Pages/BeyondTheMinuteman.htmlを、「ザ・バイク・ストップ」の情報は www.abikestop.com をご覧ください。(ライターS)

第98回 ミニッツマンバイクウェー

緑豊かなバイクウェーは平坦な道が続くので、スイスイこぐことができ、子供でも無理なく楽しめる
独立戦争の舞台となった地域に沿っていることから、「レボリューショナリー」の名を冠する
レンタルは1時間あたり、大人12ドルから。子供の走行時はヘルメットの装着をお忘れなく

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