2016/06/10発行 ジャピオン868号掲載記事

ボストンぶらり街めぐり

 米国の歴史は、ピルグリムファーザーズが、メイフラワー号に乗り、現在のマサチューセッツ州プリマスにたどりついたところから始まります。古くからの伝統を受け継ぎつつ、新しく変わっていくボストンの街を四季折々の写真と共に紹介するコーナーです。

第86回 オールストン

 ボストン市内のダウンタウンからグリーン・Bラインに乗って西に10分ほど行くと、アートの街、学生街、飲み屋街などさまざまな顔を持つオールストンにたどり着きます。

 アメリカ人の画家・詩人、ワシントン・オールストン(1779-1843)にちなんで名付けられたこのエリアは、建物の壁を大きなキャンバスに見立てたストリートアートがいくつもある、アーティスティックな街です。ロックバンド、エアロスミスのメンバーがかつてここの住民で、ボーカルのスティーブン・タイラーとリードギターのジョー・ペリーがバンドの最初の曲を作ったコモンウェルス・アベニュー沿いのアパート前では、2012年に路上コンサートが開かれ、多くの人で通りが埋め尽くされました。

 また、オールストンはボストン大学やハーバード大学から近く、学生に人気のエリアでもあります。若者のエネルギーが常に満ちあふれており、彼らがナイトライフを楽しむバーやレストランが存在感を示しています。日系のお店は「鳥人ラーメン」や居酒屋「行っとく!」の他、鮮魚を取り扱う「サカナヤ・ボストン」もあり、日本人コミュニティーにとってもかかせないエリアです。

 韓国料理のお店が中でも多く、ビビンバにチゲ鍋、チヂミなど、日本人にも馴染みの料理が豊富。ハーバード・アベニュー沿いの「ビビン(Bibim)」はカジュアルな雰囲気の内装で若者に人気。コモンウェルス・アベニュー沿いの「ソウル・ソルロンタン(SeoulSoulongtang)」には座敷席があり、くつろぎたいときにお勧めです。

 トレンドを反映したショップがある一方で、各種リサイクル店が並ぶのもオールストンの特徴です。衣服をはじめ家具や日用品を扱う店もあり、ボストンで新生活を始める、安く生活必需品を調達したい学生にはありがたい限り。掘り出し物を目当てに一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。(ライターK)

第86回 オールストン

住民の生活と一体となり、街の風景を作り出す壁画アートはオールストンの顔
カメラ片手にアート探しの散歩をするには格好の街。何気なく歩いていても、目を引かれるものがちらほら
リサイクルショップは掘り出し物目当ての客で賑わう。買い物上手を目指す人は要チェック

バックナンバー

NYジャピオン 1分動画


ただいま配布中発行

巻頭特集
「ニューヨークの家賃は学区で決まる」。そうささ...

   
Back Issue 9/14/2018~
Back Issue ~9/7/2018
利用規約に同意します
おすすめの今週末のイベント