2016/05/13発行 ジャピオン864号掲載記事

ボストンぶらり街めぐり

 米国の歴史は、ピルグリムファーザーズが、メイフラワー号に乗り、現在のマサチューセッツ州プリマスにたどりついたところから始まります。古くからの伝統を受け継ぎつつ、新しく変わっていくボストンの街を四季折々の写真と共に紹介するコーナーです。

第82回 クーリッジコーナー

 今回は、ブルックライン市のエリア、クーリッジコーナーをご紹介します。

 ボストン・ダウンタウンからMBTAグリーンラインCに乗って約20分ほどのクーリッジコーナー。名前は、1857年から同地で雑貨店を営んでいたクーリッジ兄弟に由来します。

 駅を降りると、すぐ目に留まるのが、この街のランドマーク的存在の時計塔、「SSピアース・ビルディング」。この趣のある建物は、ビーコンストリートとハーバードストリートの交差点に位置し、長年ブルックライン市の北部では唯一の商業ビルだったそうです。今は旅行会社やカフェ、眼鏡屋などのさまざまな店舗が入っています。

 時計塔のある交差点から、ハーバードストリートを北西(オールストン方面)へ歩くと、カフェ、レストラン、雑貨店などが立ち並ぶエリアが現れます。人気があり、店の入れ替わりが激しいこの通り沿いで、長年変わらず佇んでいる店の一つが、ブルックライン・ブックスミス。1961年開業の本屋で、絵本の読み聞かせ会や話題の本に関連した催しがある日は、道路沿いに長蛇の列ができます。ここでは中古本の取り扱いもあり、毎週水曜日から土曜日の午前10時から午後4時までは買取も受け付けています(予約不要・写真付きIDが必要)。さらに、本だけでなく、ちょっとしたギフトを探すのにもおすすめ。ボストンやブルックラインならではの雑貨やカード類、ちょっとひねりの利いた小物が置かれ、それも季節ごとに品ぞろえが変わるので、日本へのお土産をお探しならばぜひ足を運んでみてください。

 本屋の真向かいに立つのが、クーリッジコーナー・シアター。アールデコ調の建物は1906年に教会として建てられましたが、1933年に映画館として改築され、今に至ります。昨年は、ボストンを舞台にした「ブラック・スキャンダル」という映画のプロモーションがここで催され、主演のジョニー・デップも当地を訪れ、クーリッジコーナーが騒然となったのは、記憶に新しいところです。(ライターK)

第82回 クーリッジコーナー

1898年、輸入雑貨会社SSピアース社が建設した時計塔は、現在、カフェなどが入居している
待ち合わせ場所として最適なブルックライン・ブックスミス。イベント開催日には道沿いに長蛇の列ができる
1933年から映画館として営業しているクーリッジコーナー・シアター。看板も昔ながらの趣が残っている

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