2016/04/01発行 ジャピオン858号掲載記事

ボストンぶらり街めぐり

 米国の歴史は、ピルグリムファーザーズが、メイフラワー号に乗り、現在のマサチューセッツ州プリマスにたどりついたところから始まります。古くからの伝統を受け継ぎつつ、新しく変わっていくボストンの街を四季折々の写真と共に紹介するコーナーです。

第76回 ホエールウオッチング

 今回ご紹介するのは、これからのシーズンにボストンを訪れるならば、ぜひ一度試していただきたい「ホエールウオッチング」です。

 マサチューセッツ湾沖には、ステルワゲン・バンクという海洋保護海域があり、そこでザトウクジラ、ミンククジラ、ナガスクジラ、まれにゴンドウクジラやマッコウクジラ、絶滅の危機にひんしているといわれるセミクジラなどの他、北大西洋にのみ生息するカマイルカなどを見ることができます。

 運が良ければ、飛び跳ねながら並走するイルカを両脇に見たり、「ブロー」「フルークアップ」や「テールスラップ」など独特の行動パターンを見せながら、大海原を泳ぐ優雅なクジラたちの姿を見ることができます。

 マサチューセッツ州のホエールウオッチング・ツアーは、ケープコッドのプロビンスタウンやプリマス、ボストンの他、ノースショアのグロスターなどから出ています。4月~10月が主なシーズンですが、以前当コラムで紹介したニューイングランド水族館からのツアーは、少し早めの3月下旬に始まります。また一昨年夏、ニューヨークタイムズ紙のベストセラー・ノンフィクション部門で取り上げられ人気となった「War of the Whales」の著者、ジョシュア・ホーウィッツが、グロスターのケープ・アン・ホエールウオッチ・ツアーを「アメリカのトップ5」に上げたとCBSニューヨークが報じています。ツアー中に、クジラのひげや歯の標本を持ってスタッフが船の中を周り、興味津々にクジラや海の生き物について質問する乗船客一人一人に丁寧に答えてくれるのもその楽しみの一つです。

 各ツアーは陸から保護区海域までの移動におよそ1時間、いくつかのポイントを周り、いろいろなクジラの姿やその生態の説明を受けながら十分に楽しんだ後、陸に戻るまでおよそ3時間強のツアー。もちろん、状況によって長引くことも多いので、ゆったりしたスケジュールで出掛けるようにしましょう。(ライターМ)

第76回 ホエールウオッチング

息継ぎが終わり潜水するときの動き「フルーク・アップ」。この様子は常に見ることができる
クジラが体をアーチ状にしながら潜水する様子「ペダンクルアーチ」。各ツアーボートがその周囲を囲む
ツアーは高速船でスポットまで赴く。これからの季節は海風が心地よい

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