2016/03/18発行 ジャピオン856号掲載記事

ボストンぶらり街めぐり

 米国の歴史は、ピルグリムファーザーズが、メイフラワー号に乗り、現在のマサチューセッツ州プリマスにたどりついたところから始まります。古くからの伝統を受け継ぎつつ、新しく変わっていくボストンの街を四季折々の写真と共に紹介するコーナーです。

第74回 ボストンシンフォニーホール

 先月の第58回グラミー賞で、2014年に就任したボストン交響楽団マエストロ(音楽監督)アンドリス・ネルソンス指揮の2015年収録「ショスタコーヴィチ交響曲第10番」が最優秀オーケストラ・パフォーマンス賞を受賞し、ボストンは湧きました。加えて、かつて交響楽団を率いた名マエストロ小澤征爾さんも、自身の指揮によるオペラ「こどもと魔法」(長野県松本市で2013年収録)で最優秀オペラレコーディング賞を受賞。この新旧マエストロの同時受賞により、「今年のグラミー賞はボストンイヤーだった」とボストニアンは皆満足げです。

 以前もこの欄でご紹介していますが、ボストン交響楽団の本拠地シンフォニーホールを再度訪れました。地下鉄Eグリーンラインのシンフォニー駅を降りてすぐの場所にあります。ホールに入ってすぐ目に止まるのは、赤じゅうたんの廊下の壁にかかる写真などさまざまな展示物。開演前は早めにホールに入り、オーケストラのメンバーや、歴代マエストロの写真など、各階それぞれの廊下の展示を見ることで、ボストン交響楽団の歴史が学べます。

 ここは、もう1つの世界的に知られるオーケストラ、ボストン・ポップス交響楽団の本拠地でもあります。秋、冬と春はホールで、夏はタングルウッドの野外会場でボストン交響楽団やボストン・ポップスを聴くのが音楽好きなボストニアンの定番です。

 またクリスマスはシンフォニーホールのホリデー・ポップスが大人気で、チケット入手が困難なため発売初日を狙うのが常識です。フォーマルに着飾った老夫婦から、タトゥーとピアスの若者たちまで、あらゆるボストニアンにとって、このホールで奏でられるさまざまな音色は生活の一部となっています。

 さて、主な公演は午後8時開演なので、開演前、周囲レストランはどこもいっぱい。中でもホール裏手のゲインズボロー通りにある「シンフォニーすし」が人気。早めの予約がおすすめです。(ライターМ)

第74回 ボストンシンフォニーホール

ステージの上のパイプオルガンには4インチから32フィートまでの計5134本のパイプが使われているという
廊下の壁には、歴代の音楽監督、楽団メンバーの顔写真の他、展示物が並ぶ
壁の写真や展示品を見ているだけでも、ボストン交響集団の歴史が学べる

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