2016/02/05発行 ジャピオン850号掲載記事

ボストンぶらり街めぐり

 米国の歴史は、ピルグリムファーザーズが、メイフラワー号に乗り、現在のマサチューセッツ州プリマスにたどりついたところから始まります。古くからの伝統を受け継ぎつつ、新しく変わっていくボストンの街を四季折々の写真と共に紹介するコーナーです。

第68回 タザ・チョコレート

 今回はバレンタインデーにちなみ、先週このコーナーで登場、ボストン近郊にあるオーガニック・チョコレートブランド、「タザ・チョコレート」を紹介します。

 オーナーのアレックス・ホイットモアさんがメキシコのオアハカを旅した際、手彫りの石うすでカカオ豆をすりつぶして作るメキシコ伝統の「ストーン・グラウンド・チョコレート」に出合い、非常に感銘を受け、「この手法を使って新しいチョコレートを作りたい」と2005年、ボストン出身のホイットモアさんは、サマービルに工場を開いた。以来、地元住民をはじめ、「味わったことのないチョコレート」として日本でも人気を得ているとか。

 カカオの風味をそのまま生かしたいと、チョコレートの基本材料はカカオ豆と砂糖のみ。より質の高いカカオ豆を求め、ドミニカ共和国、ボリビア、ベリーズ、ハイチの4カ国の契約農家から直接届くオーガニック豆のみを使用するというこだわりようです。ザラッとした舌触りが特徴で、例えば80パーセントカカオのダークチョコレートでも、嫌な苦味がなく、素朴でどこかフルーティーなカカオ豆本来の味が楽しめます。

 工場では、ほぼ毎日ツアーが開催されています。サンプルチョコレートをいただきながらの充実した約1時間のツアーです。人気なので早めの予約をおすすめします。工場見学の締めに配られる、メキシコの伝統的な木製泡立て棒〝モリニージョ〟を使用して作られた特製ホットチョコレートは、驚くほど濃厚なのにほどよい甘さで、苦味にもとげがなく、クセになる味です。工場に隣接したお店では、丸いディスク型のチョコレートをはじめ、バータイプのもの、カカオ豆の粒がダークチョコレートに包まれた缶入りチョコなど、南米を感じる色鮮やかなパッケージがずらり並んでいます。

 バレンタインのデートにチョコレート工場を見学しながら、ちょっとビターな大人のチョコレートを楽しむのもステキですね。(ライターT)

第68回 タザ・チョコレート

サマービルにある人気のオーガニック・チョコレートブランド「タザ・チョコレート」のファクトリー・ストア
ファミリー向けのツアーもあるので、子連れでもゆっくり工場見学を楽しめます。ツアーは1人6ドル
工場に隣接するお店では、いろいろな種類のサンプル・チョコレートが楽しめます。チョコレートは5ドルから

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