2016/01/22発行 ジャピオン848号掲載記事

ボストンぶらり街めぐり

 米国の歴史は、ピルグリムファーザーズが、メイフラワー号に乗り、現在のマサチューセッツ州プリマスにたどりついたところから始まります。古くからの伝統を受け継ぎつつ、新しく変わっていくボストンの街を四季折々の写真と共に紹介するコーナーです。

第66回 チャイナタウン

 ボストンのチャイナタウンは、ダウンタウン・クロッシングから徒歩圏内にあり、観光スポットの一つにも数えられています。かつては、中国系ギャングの巣窟とされて、地元のボストニアンにとっては、治安が悪いというイメージで、「表に出ない事件がまん延している」などといったうわさもささやかれる、近寄り難い場所でした。

 変わったのは1990年代。近郊に高級ホテルや高級マンションが建ち始め若い富裕層が多く住むエリアに変わりました。さらにボストニアンが、中華料理、飲茶をはじめ、アジアン料理を楽しむために、また多彩な食材や雑貨、漢方薬などを求めて訪れるようになったため、とてもにぎやかな街になりました。

 まずはランドマーク「チャイナタウンゲート」から入りましょう。東側ビーチストリートに建つこの正門、休みともなるとその下で、将棋盤を並べて対戦するおじいさんたちがたくさんいて、「チャイナタウンに来た」という実感が湧きます。

 そして、何と言っても魅力は食。レストランは100以上あるといわれていますが、種類も豊富で、特に人気なのは、飲茶、海鮮料理、麺類、火鍋だそうです。王道の飲茶でおすすめなのは、正門近くのテイラーストリートにある老舗「チャイナパール」や新参の「ウィンザーディムサムカフェ」。いつも満席で、週末に行くと確実に待たされますが、観光客慣れしているためか、メニューも英語で分かりやすく、店員もフレンドリーです。

 一方、中国系ボストニアンの友人たちに聞くと、必ず出てくる店が「チャウチャウシティー」。前記の人気店が並ぶテイラーストリートから少し離れたエセックスストリートにあり、店内はビジネスエリアから流れてくるスーツ姿の客が多くいます。ほぼ待たずに入店できて、味も間違いはなしです。ただ、飲茶を運ぶおばさんたちは英語を一切話さないので、食べたいものを伝えるのに四苦八苦することも含めて楽しめる人にはおすすめです。(ライターM)

第66回 チャイナタウン

1976年に台湾政府からの贈り物として東側入り口ビーチストリート沿いに建立された正門
チャイナタウンの路地に入れば中国語が飛び交う。夜の一人歩きは今も避けた方がいいといわれている
中国系ボストニアンに聞くとおすすめされる店「チャウチャウシティ」。ビジネスエリアに近く、スーツ姿の客も多い

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