2016/01/15発行 ジャピオン847号掲載記事

ボストンぶらり街めぐり

 米国の歴史は、ピルグリムファーザーズが、メイフラワー号に乗り、現在のマサチューセッツ州プリマスにたどりついたところから始まります。古くからの伝統を受け継ぎつつ、新しく変わっていくボストンの街を四季折々の写真と共に紹介するコーナーです。

第65回 ノースエンド

 「ノースエンド」はリトルイタリーとも呼ばれるエリアで、ボストンダウンタウン海沿いの、1平方マイルほどの小さなイタリア人街です。ファイナンシャルエリアやガバメントセンターへ徒歩通勤圏ということもあって、居住区としての人気も高く、数多くのアパートが建ち並び、地上階には100余りのレストランやカフェ、ベーカリー、ショップ、ギャラリーが入店しています。このエリアの細い路地に入れば石畳の坂道に、建物に設置されている古めかしいさびた非常階段、道端でイタリア語で会話するイタリア系のボストニアンたちと、随所にイタリアっぽさを感じさせてくれます。

 最寄り駅は地下鉄オレンジ&グリーンラインのヘイマーケット駅ですが、ブルーラインのアクエリアム駅から降りて、のんびり観光して歩いて、腹ごしらえはノースエンドで、というコースがお勧めです。

 ノースエンドのレストランでは、パリッとしたシャツで決めたウエーターやバリスタたちがよく動き、働いています。愛想はあまりないものの、料理やワインのことを質問すれば、詳しく教えてくれるプロフェッショナルばかり。ハノーバーストリートとセーラムストリートは特に人気店が並ぶ通りで、オイスター・バー「ネプチューン」やホームメードのカノーリで有名な「マイクズ・ペイストリー」にはいつも人が並んでいます。

 おなかがふくれたら、創設1723年ボストン最古のオールドノース教会へ。独立戦争当時、建国の英雄ポール・リビアが、英国軍の動きを知らせる尖塔の明かり見て「真夜中の騎行」に至ったという歴史ある教会で、内部は自由に見学できます。教会裏手の石畳の遊歩道「ポール・リビア・モール」を抜ければ、リビア像、リビアの旧邸宅もすぐそばです。

 ボストン最古の家屋といわれ、当時の姿そのままに保存されているリビアの旧邸宅は、建国の歴史に触れるには一度は訪れておきたい場所です。(ライターM)

第65回 ノースエンド

居住区としても人気のノースエンド。100以上の店が並んでいる
ノースエンドにある有名店「マイクズ・ペイストリー」は週末になると行列ができる店
建国の英雄とうたわれるポール・リビアの像はオールドノース教会の裏手にある

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