2015/12/11発行 ジャピオン843号掲載記事

ボストンぶらり街めぐり

 米国の歴史は、ピルグリムファーザーズが、メイフラワー号に乗り、現在のマサチューセッツ州プリマスにたどりついたところから始まります。古くからの伝統を受け継ぎつつ、新しく変わっていくボストンの街を四季折々の写真と共に紹介するコーナーです。

第61回 聖母・ラ・サレット聖堂

 全米の日系アメリカ人は、今や120万人を超えていますが、「最初にアメリカに住んだ日本人」として知られているのが、ジョン万次郎の名で知られる中濱萬次郎。

 日米和親条約の締結に尽力、日本が開国した後、英語の普及にも努めたことで知られています。「What time is it now?」を「掘った芋、いじるな!」と言うと通じるというのも、この万次郎が、当時伝えた英会話法の一つです。マサチューセッツ州フェアヘイブン日米の架け橋となった万次郎ゆかりの場所を巡るジョン万次郎トレイル(小道)は、地元の学校の歴史を学ぶためのフィールドトリップとして、また日本の高校からは修学旅行先としても親しまれています。

 万次郎がアメリカに来れたのは14歳の時。漁師だった万次郎は遭難し、捕鯨船に救出されました。その後、万次郎は、その船のウィリアム・ウィットフィールド船長の住むマサチューセッツ州フェアヘイブンに住み、英語も学びました。

 ウィットフィールド船長の家は、現在、万次郎友好記念館として残っていて、万次郎が実際に使った部屋の他、150年以上前に使われていたベッドやランプ、ストーブなど、家具なども展示されていて、当時のアメリカの生活をうかがい知ることができます。

 万次郎友好記念館以外にも、トレイルには、万次郎に関する書物や、中濱家が寄贈した日本刀が展示されているミリセント図書館や、万次郎が英語を学ぶために通ったオールド・ストー・スクールがあります。

 アクセスはボストンからバスで1時間半ほど。万次郎友好記念館の見学は、冬場は事前に連絡(www.whitfield-manjiro.org)を入れる必要があります。フェアヘイブンは、海辺の街なので、シーフードのおいしいお店が多いので、万次郎の足跡を辿った後は、海辺のすてきな景色を楽しみながら、食事をするのもおすすめ。(ライターF)

第61回 聖母・ラ・サレット聖堂

聖母・ラ・サレット聖堂の、ホープガーデンの中央に置かれた聖像とイルミネーション
会場を天使や星のイルミネーションが聖夜を彩る
ホープガーデンに置かれたキリスト誕生ジオラマ。背景の明かりが神々しさを演出する

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