2015/11/13発行 ジャピオン839号掲載記事

ボストンぶらり街めぐり

 米国の歴史は、ピルグリムファーザーズが、メイフラワー号に乗り、現在のマサチューセッツ州プリマスにたどりついたところから始まります。古くからの伝統を受け継ぎつつ、新しく変わっていくボストンの街を四季折々の写真と共に紹介するコーナーです。

第57回 パークストリート教会

 ボストニアンの憩いの場、ボストンコモン。そこから道を1本挟んだ所に、美しい尖塔を持つ教会があります。こちらが今日ご紹介する、パークストリート・チャーチです。

 フリーダムトレイルの名所の一つで、1829年にはこの建物の前で、奴隷制度の廃止が宣言されたことから、写真を撮影する観光客の姿が目に入ります。尖塔の高さは271フィート(約82メートル)あり、1846年以前は、アメリカで一番高い建物で、ボストンのどこからでもその姿が見えたとか。

 ボストンに住んでいる日本人には、とてもなじみが深い場所でもあります。教会主催の格安ESLクラスがあるのですが、何と生徒の8割ほどが日本人。ここで知り合いを増やし、言葉や文化などアメリカ生活の基礎を学びます。私自身も来米直後から1年ほどお世話になりました。

 白を基調にした内部は、清らかな印象があり、とても静かな雰囲気です。しかし、現在の姿とは違い、米英戦争時は火薬保管庫としても使われ、「BrimstoneCorner」(硫黄の角)と呼ばれていたそうです。

 教会に隣接するグラナリー墓地には、マサチューセッツ州の初代知事になったジョン・ハンコックや、レキシントン・コンコードの戦いで伝令として活躍したポール・リビアなど、独立に関わった名士が眠っています。
 ボストンが1年の中でも一番美しいと言われるこの季節。この教会も含め、ボストンコモンとパブリックガーデンの散策がおすすめです。

 今の時期は、トロリーでの観光もお勧めです。少し高い位置から見ると、市内の色付いた街路樹が目の前に見えて鮮やかです。レンガ造りの建物と相まって、美しい風景を作り出してくれます。

 トローリーは、乗り降りが自由なので、うまく使って楽しく街の風景を楽しんでください。
(Yabusaki)

第57回 パークストリート教会

雪が降るとパークストリート・チャーチの美しさが一層引き立つ
白を基調にしたシンプルな美しさを感じるパークストリート・チャーチの内装
ボストンの秋。市内の紅葉を楽しむには、トローリーで回りながらがおすすめ

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