2015/10/16発行 ジャピオン835号掲載記事

ボストンぶらり街めぐり

 米国の歴史は、ピルグリムファーザーズが、メイフラワー号に乗り、現在のマサチューセッツ州プリマスにたどりついたところから始まります。古くからの伝統を受け継ぎつつ、新しく変わっていくボストンの街を四季折々の写真と共に紹介するコーナーです。

第53回 伝統のレガッタレース

 例年よりも長かった夏が終わり、ボストンは朝晩はかなり冷え込むようになってきました。街路樹や公園の木々も紅く色付き始め、1年で一番美しいと言われている風景に変わり始めました。
 
 この季節を楽しむために、いつも行く場所があります。ボストンパブリックガーデンの裏にある、ハッチシェルからボストン大学までの川沿いを歩くコースです。大きな広葉樹が歩道を覆うように植えられているので、紅葉のピーク時には、金色のトンネルになります。葉が落ちると、まさに金色のじゅうたんと化して、その上を歩く感触はどこか懐かしく、秋の美しさを感じさせてくれます。この落ち葉で焼き芋 を…、なんてつい考えてしまいますが、残念ながらたき火は許可されていませんので、想像だけで我慢しています。
 
 さて、この場所では毎年、名物の大会が行われます。ボストン大学からハーバード大学のスポーツ施設がある、ソルジャーズフィールドまでの3マイルのボートレース、「ヘッド・オブ・チャールズ・レガッタ」です。1964年から開催されて、50年以上の歴史を持つ、ボストンの秋の風物詩です。今年は17(土)、18日(日)に開催します。
 
 61の種目で競われ、1万1000人以上の選手が、アメリカ国内からはもちろん、世界中からエントリーします。見所は、途中にある六つの橋周辺で繰り広げられる、橋脚をすり抜けるための駆け引きです。この周囲では、川岸だけでなく橋の上からも大声援が送られます。毎年30万人以上の観衆が詰め掛けますが、川岸全体が会場なので、ピクニックなどをしながら見られるのも、いいところです。
 
 参加者は幅広く、世界トップレベルのチームから、初心者らしき娘さんとベテランパパのコンビ、おそろいのウェアがほほ笑ましいカップルもいて、いろいろな楽しみ方ができます。
 
 ボストニアンは、この大会を境に、「昨冬は記録的な積雪だったけど、今冬はどうなるのだろう」と、冬の話題を語り始めます。(Yabusaki)

第53回 伝統のレガッタレース

ストンは、紅葉の名所も多い。ボストンパブリックガーデンもその一つ
ヘッド・オブ・チャールズ・レガッタは3マイルのコースで競われる
大会は61の種目で競われ、世界トップレベルから初心者までがエントリーする

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