2015/10/02発行 ジャピオン833号掲載記事

ボストンぶらり街めぐり

 米国の歴史は、ピルグリムファーザーズが、メイフラワー号に乗り、現在のマサチューセッツ州プリマスにたどりついたところから始まります。古くからの伝統を受け継ぎつつ、新しく変わっていくボストンの街を四季折々の写真と共に紹介するコーナーです。

第51回 クランベリー収穫祭

 夏が終わり、秋の気配を感じるようになると、実りの時期がやって来ます。今回訪れたのはボストン市内から車で南に1時間ほどの場所にあるウエアハムの町。ここで開催されるクランベリー収穫祭をご紹介します。

 マサチューセッツ州産のクランベリーは、アメリカ国内のシェアナンバー1だそうで、地元のボストニアンもジュースにするだけでなく、サラダやケーキなどにもたっぷりと入れます。感謝祭のターキーにかけるソースなども、生のクランベリーから作る人が多いため、時期が近づくとスーパーマーケットには、山積みになったクランベリーがお目見えします。

 そんな土地柄もあって、ウエアハムで毎年行われる収穫祭は大人気です(今年は10月10日と11日の午前10時から午後4時まで開催予定。入場料は7歳以上が10ドル)。

 クランベリーの生育に適しているのは、ボグと呼ばれる湿地。砂や泥などを積み重ねて作った畑は、イギリスからの入植者がネーティブアメリカンから教わった方法で作られているとか。20センチほどの高さのクランベリーの木から実を収穫するには、手で摘むのは大変な手間と時間がかかります。そのため畑に水を張り、その上をトラクターのような機械を走らせ、一気に実を外していきます。この収穫方法は、ウエットハーべスティングと呼ばれ、クランベリーの実の中にある空洞を利用し、水面に浮かせ、それらを寄せ集めます。鮮やかな赤で埋め尽くされた水面は太陽の光を反射して宝石をちりばめたようです。

 寄せ集めた実を掃除機のような機械で水と一緒に一気に吸い上げ、大型のトラックに載せて、加工場に運びます。

 収穫祭ではクランベリーの収穫の様子を見られるだけでなく、引き馬の乗馬、あひるボートなどさまざまなイベントがあり、家族で楽しめます。(Yabu-saki)

第51回 クランベリー収穫祭

クランベリーの畑には水が張られ、実の中にある空洞を利用したウエットハーべスティングという方法で収穫される
水の中にあるクランベリーの実をトラクターで外していくと、実が浮き上がってくる
水面に浮かんだクランベリーの実は、手作業で集められ、その後、機械で吸い上げられる

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